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不幸中の幸い

今日は娘の精神科の通院日だった。車で40分程の道のりを走る。いつも通り主治医の診療が終わり処方を取りに行き家路に付く。最近は帰り道に回転ずしに寄るのが2週間に一度の外食の楽しみになっていた。

今日も回転ずしでお腹いっぱいになるまで食べ、シメのデザートまでたいらげた。幸せいっぱいで車を走らせていたら、突然便意に襲われた。最近の急激な気温の変化に対応できなかったのかもしれない。

いつもは入らない道沿いのスーパーの駐車場に車を止めるやいなやトイレ目掛けて一目散に走り出した。その駐車場には変な凸凹のような段差があり、私はそこで見事に転んでしまった。

それをみた発達障害で双極性障害の娘は助けるでもなく、心配する様子もなくゲラゲラ笑っているのだ。私はあきらかに顔(口のあたり)をコンクリートに強打し、前歯の義歯に違和感があった。

そしてバランスを崩してしまったせいで左手の小指が見てわかる位に変形していた。それでも立ち上がりトイレを済ませた。

突然だったし初めてのことでもう病院も開いてない時間だったこともあり、お店の人にやむを得ず救急車を呼んでもらった。自分のくだらない不注意で救急隊員の方の手を煩わしてしまったことに罪悪感があった。

救急で対応してくれた病院でレントゲンを撮ったらなんと左小指が骨折していた。痛み止めのロキソニンと包帯で固定してもらい、タクシーで車の止めてある駐車場まで戻った。

私の車はマニュアル車なのでギアチェンジが厳しいかもと思い代行車を呼ぼうとしたが、手のひらの部分を使えばなんとかなりそうだったので、気合いで帰った。

左小指が使えないだけなのに、なんと日常生活に支障を及ぼすものなのだろう。幸い利き腕の右手をフル活用している。このnoteも毎日続けている日常なので更新したい。いつもは両手でブラインドタッチで打てるのに右手だけを駆使してこの文章を打っている。

私ももう50半ば。娘の介護で退職してから1年以上経つ。これといった運動もせずコロナ渦もあり引きこもりつづけてきた【つけ】がきてしまったようだ。

コロナの中でも真摯にそして懸命に働く医療従事者の方のやさしさに触れ、引きこもってばかりいる自分を恥ずかしく感じた。今年も例年通り健康診断を受けよう。歯医者にも行こう。コロナに気を付けつつ今までの日常を取り戻そう。そう思えた痛くて長い一日だった。

#やさしさにふれて #救急隊員 #医療従事者 #発達障害 #双極性障害 #コロナ #子育て #親子 #介護 #日常 #日記


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