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いよいよ

この日が来てしまった。若年性アルツハイマー型認知症の旦那が入院して一年以上。いつかは成年後見人を立てないといけないと思っていた。しかしずっと先延ばしにしていた。旦那のお母さんがあぶないらしい。

旦那に代わり本家を継いでいる義理の弟から電話があった。遺産分割協議書の関係で成年後見人を立ててくれとのこと。私と娘は旦那を病院に入院させてから一度も見舞にいっていない。

ただ入院費を毎月振り込んでいるだけ。戸籍上一緒ならば娘にとっても私にとっても何かと好都合なのだ。ただそれだけの文字通り紙切れだけの関係だった。

旦那のことは銀行の振込日にほんの少し思い出す程度だった。しかしいよいよ成年後見人をどうするかという問題を突きつけられてしまった。司法書士の先生曰く妻ならばまず裁判所で却下されることはないとのこと。

成年後見人の仕事もほとんど今私が管理している程度のことだとも。このタイミングで双極性障害で発達障害の娘の調子がとても悪い。躁状態が悪化しかけて、入院一歩手前で踏ん張っている状態だ。

梅雨の今の時期は調子を崩す人が多いらしい。娘にとっても6月は魔の季節。司法書士の事務所へ打合せなどをしに出掛けなければならなくなった。もちろん不安で留守番ができない娘と一緒に。

娘にはどうしてもやらなければならない場面には体調がすぐれないながらも付き合わせている。入院はなるべくならしたくない。何よりも私自身娘がいない生活に耐えられないから。

娘の調子が悪いのでお母さんがそうなってしまった時の参列はできない旨を本家の義弟に許してもらった代わりに書類上の成年後見人のことだけは早く進めてほしいと頼まれてしまったのだ。

人生なるようにしかならない。これから裁判所へ出向いたり、もし成年後見人に選出されれば今までのように病院に預けっぱなしで面会しないともいかないらしい。

詳しいことは餅は餅屋ということで司法書士の先生にお任せすることにしよう。確かに旦那の契約したあれこれや預金関係を動かせない不便さはひしひしと感じていたが、先延ばしにしてきた。

この古い家からも引っ越しできるかもしれない。縛りがなくなり自由になりその方がメリットが大きいかもしれない。何よりも優先するべきはお金ではなく娘。

それだけはぶれない。それを心の羅針盤としてこれからも人生決断していこう。二人三脚で。

#日記 #日常 #認知症 #親子 #人生 #双極性障害 #発達障害

#ストレス

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