犬飼 猫背

好きなものは銭湯、喫茶店、読書、花 って言ってる自分が好きです

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記事一覧

意味のない文字の羅列 -酔狂-

強くなくて全然良くて、弱いことが悪でもない 酔狂のまま歩む旅路は右往左往して不恰好 それでも、それは不甲斐ないと一概には言えない 脳の神経回路をショートさせる行為…

犬飼 猫背
6日前

意味のない文字の羅列 -日々-

横殴り強い雨 バスの揺れ回る酔い 濡れたまま張り付く服 もたれかかる薄い窓 眺め耽る変な町 千鳥歩く暗い町 物音立たぬ寒い部屋 過去を引きずる狭い部屋 重く気だ…

犬飼 猫背
4週間前
1

意味のない文字の羅列 -正義-

わざわざ言いたいことなんて何もなくて、それは半ば諦めの一部であったりする 正義と悪が実は一枚の皮から出来上がる、なんてのは物語だけか、分からない 正義と悪が繋が…

犬飼 猫背
2か月前
2

意味のない文字の羅列 -虚像-

メランコリックな瞳は靄が晴れてもどこにもフォーカスが当たらない 光が入るのを極力抑える 昼過ぎにはプールにでも行こう 陽がよく入る天窓をぷかぷかしながら眺める 屈…

犬飼 猫背
3か月前
1

意味のない文字の羅列 -刹那-

まだかまだかと囃し立てられ、幕が上がれば終焉まではあっという間の出来事 薄紅色に近い小さなカケラは刹那を司る___ それはまるで命をかき鳴らして一瞬で駆け巡る蝉…

犬飼 猫背
4か月前
3

意味のない文字の羅列 -孤独-

もう、どれくらい深くに沈んだのだろう___ 温度は低く、圧が強く、とても暗い底の方 心地良い孤独とはこのことか どこまで行ってもどこにも行っていないのと同じよう フ…

犬飼 猫背
5か月前
2

意味のない文字の羅列 -烏-

遠くの方で鳴くカラス 白鯨のように大きく白虎のようにしなやかで 鋏のように冷たく鋭利な嘴で、広げた翼はキャッチャーミットのように分厚く重たい 人1人いない街は街…

犬飼 猫背
5か月前
1

意味のない文字の羅列 -感情-

大きい言葉では括れないような小さな感情たちを無数に持っている それを取りこぼさないように拾い集めて腕の中で抱える 自分くらいはそれを大事にしてやる 自分だけが分か…

犬飼 猫背
5か月前

意味のない文字の羅列 -夢-

鳥のように地面を這いつく周り、魚のようにどこまでも高く舞う 時には大空を駆け抜けて、水中では停滞もする 夢の中では無限大 夢幻と化しても___ ___そんな目覚め…

犬飼 猫背
6か月前
1

意味のない文字の羅列 -祈り-

何でもない事はここにしかない  気づかない事はどこにでもある いつまでも出来ると思っていたことの終わりは不意にやってくる___ 人間は自分が有限が故に、無機質な…

犬飼 猫背
6か月前
3

意味のない文字の羅列 -閃光-

煌々と体が音を立てている 風をある皮膚で受ける時 それは網膜で音を感じる時だ ちゃんと立つ  わがままでも眠る 貧乏ゆすりは不意に止まる 枝を抜けて届く不甲斐ない…

犬飼 猫背
7か月前
3

意味のない文字の羅列 -山-

山の奥は、山の裏は何色の生地で覆われているのか____ スパゲティを啜った後の口元の色の広がりも、花弁をすり潰して染まった指先の色も、冷たい夜半に駆け出て見た空の匂…

犬飼 猫背
7か月前

意味のない文字の羅列 -雲-

西の方に佇む歪んで膨らんだ濃い雲    終わってみると長くもない季節は単純で聡明だ なめらかであればあるほど複雑な構造で    澄んだ気持ちと体の表面を記憶する

犬飼 猫背
7か月前
1

意味のない文字の羅列 -虫-

朗らかなだけでなく、とても大きくあることが重要 小さくても固い虫が霧雨で艶を帯びる 滲む声を、霞む温度を、どうしても堪える鋭さには自分の中の自分以外を差し出すの…

犬飼 猫背
7か月前

みんな大好き金木犀

金木犀ってお洒落な人が好きで、金木犀のことを好きな人がお洒落みたいな風潮あるよね。 草木の中でもアンニュイな雰囲気で、また秋ってのがお洒落度増すと思うんだけど、…

犬飼 猫背
10か月前
5

日々思うこと

日々思うことなんて、仕事中 早く帰りたい 腹減った タバコ吸いたい 昨日もう少し早く寝とけばよかった 腰痛い タバコ吸いたい 眠い イライラする 面倒すぎる さっきもっと…

犬飼 猫背
1年前
1
意味のない文字の羅列 -酔狂-

意味のない文字の羅列 -酔狂-

強くなくて全然良くて、弱いことが悪でもない
酔狂のまま歩む旅路は右往左往して不恰好
それでも、それは不甲斐ないと一概には言えない

脳の神経回路をショートさせる行為は害悪だが
同時に快楽でもある

解放した先の楽観的世界は利己的視点の横暴

かなり古の悪き習わし故にその者の本性を導き出す
それでも抜け出せずどこかその悪と楽の世界に救いを求める

現代も過去もすがる先は等しく、少しズレたA'の世界

意味のない文字の羅列 -日々-

意味のない文字の羅列 -日々-

横殴り強い雨

バスの揺れ回る酔い

濡れたまま張り付く服

もたれかかる薄い窓

眺め耽る変な町

千鳥歩く暗い町

物音立たぬ寒い部屋

過去を引きずる狭い部屋

重く気だるくつらい朝

淀み分厚い黒い雲

歪みねじれ渦巻く日々

形変えず変える進む日々

意味のない文字の羅列 -正義-

意味のない文字の羅列 -正義-

わざわざ言いたいことなんて何もなくて、それは半ば諦めの一部であったりする

正義と悪が実は一枚の皮から出来上がる、なんてのは物語だけか、分からない

正義と悪が繋がることで世界が平和になればそれが正義と捉える

いや、正義と悪が繋がること自体が悪であり、悪が支配し創生した平和な世界は正義ではないと捉える

過程と結果、どちらの色合いが強いかで見え方が変わってくる

捉えたいように捉えるべく、人は見

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意味のない文字の羅列 -虚像-

意味のない文字の羅列 -虚像-

メランコリックな瞳は靄が晴れてもどこにもフォーカスが当たらない
光が入るのを極力抑える

昼過ぎにはプールにでも行こう
陽がよく入る天窓をぷかぷかしながら眺める
屈折する光線を体で受け止める
乱反射する水面の一部にでもなれたら嬉しい___

肩に滴が垂れたのに気がついた
水気を帯びた髪は重ぼったく、集まった毛の先端は筆のように鋭く柔らかい

次また目が覚めた時、ハリボテで作った笑顔の虚像を僕はどう

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意味のない文字の羅列 -刹那-

意味のない文字の羅列 -刹那-

まだかまだかと囃し立てられ、幕が上がれば終焉まではあっという間の出来事

薄紅色に近い小さなカケラは刹那を司る___

それはまるで命をかき鳴らして一瞬で駆け巡る蝉

夏を終え、冬を始めるまでの儚く淡いグラデーション

それはまるで頬に降りた雪が溶けるまでの時間

___前髪がふわりと浮いた
温い風に紛れた緊張や変化、選択などを受け止める

ぬくぬくと生物たちは繁殖へと活動を始める

そんな季節

意味のない文字の羅列 -孤独-

意味のない文字の羅列 -孤独-

もう、どれくらい深くに沈んだのだろう___
温度は低く、圧が強く、とても暗い底の方
心地良い孤独とはこのことか
どこまで行ってもどこにも行っていないのと同じよう
フワフワと浮遊し、ユラユラと揺蕩う

あれから私はいったいどんな形になっただろう___
あえて自身を縁取る輪郭をぼかしてみる
今日も気のゆくままに、邪魔だけはされないように

意味のない文字の羅列 -烏-

意味のない文字の羅列 -烏-

遠くの方で鳴くカラス

白鯨のように大きく白虎のようにしなやかで

鋏のように冷たく鋭利な嘴で、広げた翼はキャッチャーミットのように分厚く重たい

人1人いない街は街ごと眠っているかのよう
そこまでして評価にこだわる必要があるのか___
どれだけ薄くても良い、だから、だからこそ
自分で絵の具を足していく、広く、出来るだけ広く

遠くの方で鳴く一羽の烏
もうその色は覚えていない
なぜ鳴いていたのかも

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意味のない文字の羅列 -感情-

意味のない文字の羅列 -感情-

大きい言葉では括れないような小さな感情たちを無数に持っている
それを取りこぼさないように拾い集めて腕の中で抱える
自分くらいはそれを大事にしてやる

自分だけが分かっていればそれで良くて、他に理解を求めることはしない
共感は想像でしかないから___

別に長くもない適当に歩んだ人生であっても、生活の大半は既視感に囲まれている
大方予想は出来るし
それが良いとか、悪いとかではない

気持ちが人生の邪

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意味のない文字の羅列 -夢-

意味のない文字の羅列 -夢-

鳥のように地面を這いつく周り、魚のようにどこまでも高く舞う
時には大空を駆け抜けて、水中では停滞もする

夢の中では無限大
夢幻と化しても___

___そんな目覚めはいつだって汗を帯びる

走る鼓動をまずは感じた
頭で理解するのは少しだけ遅れた
でもすぐに納得した
落胆と安堵は程近い感情でもある

気がつくとそれまでの事はほとんど覚えていない、覚えていないという事を忘れているのだろう

ふとする

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意味のない文字の羅列 -祈り-

意味のない文字の羅列 -祈り-

何でもない事はここにしかない 

気づかない事はどこにでもある

いつまでも出来ると思っていたことの終わりは不意にやってくる___

人間は自分が有限が故に、無機質なものや人と人との関係性、万物の事象に対して、いつまでも無限に続くと思ってしまうことを、そうで無いと分かっていながらいつまでもそうしてしまう生き物なのだ

虹が希望を意味するシンボルである必要はないのと同じように、祈りよりも先に衝動が人

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意味のない文字の羅列 -閃光-

意味のない文字の羅列 -閃光-

煌々と体が音を立てている

風をある皮膚で受ける時
それは網膜で音を感じる時だ

ちゃんと立つ 
わがままでも眠る
貧乏ゆすりは不意に止まる

枝を抜けて届く不甲斐ない光はようやく頬に触れる___

意味のない文字の羅列 -山-

意味のない文字の羅列 -山-

山の奥は、山の裏は何色の生地で覆われているのか____

スパゲティを啜った後の口元の色の広がりも、花弁をすり潰して染まった指先の色も、冷たい夜半に駆け出て見た空の匂いも、どれも等しい過去にある

無神経に解像度を上げて剥き出しにする
向かう先は_____向かった先が____

意味のない文字の羅列 -雲-

意味のない文字の羅列 -雲-

西の方に佇む歪んで膨らんだ濃い雲   

終わってみると長くもない季節は単純で聡明だ

なめらかであればあるほど複雑な構造で   

澄んだ気持ちと体の表面を記憶する

意味のない文字の羅列 -虫-

意味のない文字の羅列 -虫-

朗らかなだけでなく、とても大きくあることが重要

小さくても固い虫が霧雨で艶を帯びる

滲む声を、霞む温度を、どうしても堪える鋭さには自分の中の自分以外を差し出すのがいいわ

みんな大好き金木犀

みんな大好き金木犀

金木犀ってお洒落な人が好きで、金木犀のことを好きな人がお洒落みたいな風潮あるよね。

草木の中でもアンニュイな雰囲気で、また秋ってのがお洒落度増すと思うんだけど、名前も気になる。

木なのに名前に「木」という漢字が入っていて、それがまた植物!とか木!とかっていう感じを出さないであくまで植物の「木犀」というカテゴリですよ、という風にさりげなく木なのに名前に木が入ってるところが凄い良いよね。

あと「

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日々思うこと

日々思うこと

日々思うことなんて、仕事中
早く帰りたい
腹減った
タバコ吸いたい
昨日もう少し早く寝とけばよかった
腰痛い
タバコ吸いたい
眠い
イライラする
面倒すぎる
さっきもっと愛想良く返事すれば良かった
また目を合わせて話ができなかった
腹減った
早く帰りたい

日々思うことなんて、休日
起きれない
いや起きない
まだまだ寝とく
起きれないって
まだまだ寝るよー
ケータイケータイ
腹減った
そろそろタバ

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