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人を喜ばせる一番の方法〜銀座の一流寿司屋「おのでら」の接客術から学んだこと〜


昨日は銀座の「おのでら」という寿司屋に行ってきました。
私は昔からお寿司が大好きで,よくお寿司屋さん巡りをしています。
特に,休日の昼!
寿司屋のつまみをつつきながら,
1杯目はビール。
二杯目からは日本酒。
そんな休日。もうたまりませんよね。

「おのでら」の料理写真をいくつか載せておきますので,興味のある方は是非。ランチどきなら夜よりはかなりリーズナブルですよ。

——

お寿司が美味しいのは想定の範囲内。
ですが,昨日は想定の範囲外のサービスを受けました。

私はこのお店にははじめて入ったわけですよ。
それで日本酒を飲んでいたところ,お店の店員さんが言うのです。
「日本酒お好きなんですね。前も日本酒を美味しそうに飲まれていて
桃色の着物の似合う,笑顔の女性店員さんでした。

私はふと思います。
あれ,ここにきたのははじめてなんだけどな。
私のことを知っているはずがないのです。


記憶を掘り起こすこと,昨年の8月。
もう半年以上前に,私は「おのでら」という天ぷら屋さんに入っていました。
その天ぷら屋さんに入ったのも,たった1度だけ。
寿司屋とは場所も全く違います。
でも,この店員さんは覚えていました。
「去年の夏頃でしたよね。天ぷら屋のほうにお越しになられて」

その店員さんは,昨年の8月に系列の天ぷら屋さんで接客をしていました。
そして,そのときたまたま天ぷらを食べにきた私のことを覚えていたのです。
あ,確かに日本酒飲んでたわ。

「おのでら」って人気店ですよ。
たくさんのお客さんがいらっしゃるんです。
尋常じゃない人数。

にも関わらず,たった一人のお客さんのことを,
だいたいの時期も含めて覚えていて,
そのエピソードを接客に使うという驚きのパフォーマンス。

なんだか,一流店の本当の凄さを垣間見たような気がしました。

——

人に好かれるお店や,人に好かれる人は,
人のことをよく観察して,
覚えています。
そして,覚えた記憶をうまく使って,
「あなたのことを覚えてますよ」というメッセージを相手に発するのですよね。

なぜって,人は自分に関心をもってもらえるととっても喜ぶから。
「おのでら」の店員さんは「覚えて話す」というシンプルだけど実際にやるのは難しい接客術を,ごく自然とこなしていました。

お寿司の美味しさや,
ビールや日本酒の美味しさ以上に,
一流店の接客術に酔いしれた平日の昼下がりでした。

私も,大切な人や,
仲良くなりたい人のこと,
振る舞い,
発言,
好きなもの。
そういったものは,なるべく覚えておきたいなと感じます。

人のことを覚えることが,人との関係を築くスタートラインだと思うから。

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