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指原莉乃さんについて(後編)



前回、前々回に引き続き、10年以上好きなアイドルについて書きます。

同じ女性を推し続けた人間の所感だけ気になる方は、最後の10行へ飛んでください。

①推し歴
②尊敬する点
③もっとある好きなところ(ファンにしか伝わらない )

今回は①の2017年、指原さんがアイドルのプロデュース業を始めるところからです。


②③は無理なのでまた今度書きます。



●2017年 22歳 指原さん25歳

・大学3年生になりました

高校の立地がよかったせいで行動エリアの1つに表参道があるのだが、ある日歩いていたら美容室から出てタクシーに乗る指原さんを見かけた。

もともとは篠田麻里子さんが通っていたところで、少し前までダサかった指原さんに薦めてくださったお店。

「ほんとに通ってるんだ…!」と思ったから1度行った。
技術はめちゃ良かったが、アイドルらが使う個室にはもちろん通してもらえないし、美容師さんの態度がちょっとキツかったのでリピは無かった。


・指原さんは声優アイドルグループ『=LOVE』のプロデュースを始めることになる。

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応募期間中から指原さんはたしかTwitterで夢見る女の子達の質問に答えていた。

中には「カラコンは無いほうがいいし、するにしてもナチュラルなもの。」というコメントも。

当時の女の子にとってカラコンはもはや当たり前の存在。現に多くの現役48Gメンバーが使用している。

しかし応援してくれるファン層(おじさん)にはまだまだ馴染みがなく、デビュー時にはしていないほうがいいのは当たり前だ。

アイドルとファンの間に立てる人は目の付け所が違うし、どんなアイドルグループに成長していくのかとても楽しみ。

ちなみに恋愛禁止のルールもない。「普通に生きていれば人を好きになるのは当たり前、ただ応援してくれるファンのことも考えること。人気が落ちても自己責任。」という考え方だ。



・STU48の兼任及び支配人に就任することが決まったものの、多忙により半年で解除。それはそう。

発表されたときから無理そうな予感しかしなかった。



・最後の出馬と表明していた第9回選抜総選挙で約25万票を獲得して1位に。
『好きなんだ』のセンターになる。

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スピーチでの「AKBを見捨てないでください」という言葉が印象的。

過去最多得票数とはいえ、トップにいる分、風向きが変わってきていることを感じているからこそ出たのだろう。

また、大雨の影響で開票イベントが中止になったことに対し、梅雨の時期の沖縄で開催するという運営の計画自体や、対応の遅れを批判し続けた。

支配人として管理することも知っている彼女にしかできない言葉選びだった。



・=LOVEの2ndシングル『僕らの制服クリスマス』発売を機に、吉祥寺のキラリナという商業ビルとコラボしたプロモーションが行われる。観に行った。

いくら代アニのバックアップがあるとはいえ、駆け出しのアイドルなので総予算はとても少ない。

そんな中、少女たちの魅力を引き出す衣装やPVを作るために奮闘した指原さんのアイディア力が光っていた。



●2018年 23歳 指原さん26歳

・大学4年生、就活の年。
この年はつらすぎて記憶が定かでない。


・指原さんはテレ朝の「ラストアイドル」という番組で、つんく♂さんや秋元康らとともにアイドルプロデュースを行う。

ただのハロヲタだった少女が、10数年後につんく♂さんと同じ立場で仕事をするなんてまさにシンデレラストーリー。


・東京ドームシティホールでソロコンサートを開催。

HKTメンバーだけでなく、同郷の南こうせつさんやDJ KOOさんも出演するカオスな状態。

さらにアキラ100%の芸をやったりビキニになったり、とバラエティアイドルらしさ前回の演出。

観たかった!



・HKT48メンバーでのさくらたんとなこちゃんがIZ*ONEの活動に専念するため、活動を休止する。(3年間の予定)

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さくらたんはHKT村の外での人気が一番ある子で、さくらたんからHKTに興味を持つ人も少なからずいたので彼女の喪失はあまりにも大きい。

もちろんなこちゃんも若手大人気メンバー。

この2人が抜けることでHKTの人気は落ちてしまわないだろうかと心配になった。





・そして、指原さんがHKT48からの卒業を発表。

ここ2年くらいずっとずっと心の準備はしていた。

時間や仕事的に制約の多いグループでの活動を続けるメリットは、外仕事の多い指原さんには正直全然ない。

ただ、HKTの子どもたちを育てるためだけに残ってくれていたようなものだった。

彼女が来てくれたおかげで、素人だった少女たちは個性豊かで仲良し、歌やダンスの才能が光るメンバーも多い素敵なグループへと成長した。

アイドルを辞めたところできっと指原さんは変わらない。むしろもっと魅力的になっていくはず。

けれどHKTとしての指原さんを好きになりすぎてしまっていたから大きな喪失感を抱えて年末を迎えた。

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●2019年 24歳 指原さん27歳

・=LOVEの姉妹グループ「≠ME」のプロデュースを始める。

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当初はイコラブの2期生という方針もあったようだが、あえて別のグループを結成させる。

たしかに同グループのメンバーが増えると人気が分散してしまう恐れもあるので、2グループにするという考えは正解だと感じた。

若くて指原さんが好きそうな顔の女の子たちばかり、という印象。



・4月13日 HKT48劇場で最後の公演

4月28日 横浜スタジアムのコンサートでHKTを卒業

5月28日 マリンメッセ福岡で大感謝祭を開催

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どれも都合がつかず訪れることはできなかった。

大学の卒業式のような袴姿も、これから見ることが少なくなるであろうバチバチのミニスカも、 全部全部可愛くて、圧倒的に過去最高ビジュアルだった。

「一緒に写真撮ってください!」というメンバーの列ができ、終演後何時間も応え続けたらしい。

コンサートを収めたBlu-rayの最豪華盤を買ったものの、これを観ると終わってしまうんだ…という思いから未だに棚に飾ってある。

再生する勇気はまだない。



・カラコンTOPARDZのプロデュースを始める。
めちゃめちゃこだわって長期間に渡って改良を重ねていた様子をTwitterで見ていた。

トパーズは指原さんと私の誕生石なので素敵な商品名だと思う。

推しの熱と愛が込められた商品なのでもちろん買ったし限定特典のミラーも持っている。

色味もナチュラルでおすすめ。(宣伝)



・HKT48は夏休みに九州ツアーを行った

その小倉公演を鑑賞し、ついでに別府一人旅と大分市聖地巡礼を敢行。

さっしーも、さくらも、なこもいなくなったHKTがどうなってしまうか心配だった反面、成長した姿を見てみたいという楽しみな気持ちも強かった。

相変わらず席運はなく、2階の後ろから2列目。

コンサートはめちゃ面白くて可愛くて、みんなの頑張りが伝わって、1期生のお姉さん達も研究生の赤ちゃんたちも熱量がすごくて楽しかった!

しかも歌いながら2階席に来てくれて撮影もさせてくれる最高な瞬間もあって、「はなちゃーーん!!」と叫びまくった。

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・大分市内では、指原さんの親戚のラーメン屋さん、母校の中学、観光大使を務める市役所などを訪れた。

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ちなみに指原さんの隣の中学は元乃木坂の衛藤美彩先輩の母校でもある。
当時の大分市内の顔面偏差値どうかしてる。

大分時代の話は10年前からよくしていたし、著書にも出てきていたからずっとずっと行ってみたくて、歩いているだけで大興奮だった!

親戚のラーメン屋さんの鳥ネギラーメンも本当に美味しかった。



●2020年 25歳 指原さん27歳

・アイドルを辞めた指原さんは、アイドルを辞める前と特に変わらないキャラクターでメディアに現れる。

その変わらなさがありがたい。

コメンテーター的な役割で発言するときは、弱い立場を慮りながら、若い世代だからこそできる革新的な意見を述べるなど、経験値の高さをひしひしと感じる。


・今年中に新しいHKT劇場が完成するはずで、そこで行われる新公演の歌詞は全て指原さんによるものだと発表されているのでとても楽しみ。





以上が指原さんと私の10年あまりである。

大金を遣って貢献したわけでも、毎回欠かさす握手会に並んだわけでも、何か出来事があったわけでもない。

けれど彼女の活躍を追うことで、毎日が少し楽しくなったり、コンサートのために頑張れたり、元気をもらってつらい気持ちを乗り越えたりできた。

生まれてきてくれたこと、アイドルになろうと志してくれたこと、それを応援してくれたご家族、干されても諦めなかったこと、スキャンダルをバネにしたこと、大変なスケジュールの中パフォーマンスしてくれたこと、後輩を愛し育てたこと、ファンの気持ちを考えて大切にしてくれたこと、、、書ききれないほど感謝の気持ちでいっぱいだ。

ヒヤヒヤすることもあったけど、今まで本当に幸せだった。

生活が忙しくて活動を追えないときはあったが、彼女の存在が私の中から消えることは決して無かった。

これから指原さんがどんな人生を歩むのか全くわからないが、それがどんな道であったとしてもきっとずっと応援し続ける。


以上が、地球上で何も産むことはないがたしかに存在した時間と思いについてだ。


トップの写真は指原さんのソロ曲の撮影も行われた大分駅前のアーケード。

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