”ストレス”と身体

こんにちは。
GW明けて初日の今日ですが、皆さんはいかがお過ごしでしょうか。
緊急事態宣言もあり、色々厳しい方もいると思いますが、、。
なんとか踏ん張って生きていきましょう。


さて、久しぶりに。
痛みについての記事を再開しようかと思います。

今回は、慢性疼痛の話をする上で欠かせない、”ストレス”について。

皆さん、ストレスって、”悪い事が起こった時にかかるもの” だと思っていませんか?

答えは、NOです。
以下に、1967年に発表された、”Holmes & Rahe(ホームズとレイ)の社会的再適応評価尺度 ”  という、ストレス判定の尺度を載せます。
興味ある人は、もう知っているかも。

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どうでしょう。
人事異動(昇進も含む)、結婚、妊娠、なんかも比較的高い”ストレス”になってきていますね。個人的成功、なんていうのも入っています。

この”ストレス”って、どういう体の反応や影響が起こるのでしょう?

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②抵抗期 1-3ヶ月。新しいストレスに弱い時期。小さなストレスを重ねると、一気に落ちやすい
③疲憊期 3ヶ月を超えないうちにストレス反応を減らしておくのが大切。
それを越えてくると、体温低下、血糖値低下、免疫力低下、筋量低下、血圧低下、等が起こってくる。

ちなみに
短期ストレス;、数時間・1日程度といった短期であればチャレンジを要する状態において、免疫防御と身体活動強化(免疫・精神・認知・身体機能)のサバイバル能力が上がるということでもあるので、短期ストレスであれば、悪いことばかりではなく、強化の意味では必要だったりする。

ただ
長期ストレス(数日〜数ヶ月〜)は、サーガディアンコルチゾールリズムがが乱れてくる。 要は自律神経の交感神経優位が強くなり、睡眠・代謝・ふるまいが 乱れてきて、寿命を決めている”テロメア”の長さが短くなる等 → 心疾患等が起こりやすくなる
となるので、なるべく早くケアしておいた方が良い。

ちなみに”鬱”になると、基本的に、回復するのには最低3ヶ月かかると言われている。薬を服用しようとしまいと。なので、3ヶ月よりも早く治る人は、鬱じゃないかもね。という意見があるくらい。

なので
強いストレスは、長く持たない方が良いし
小さなストレスをたくさん重ねていくことは、バーンアウトを起こしてしまうかもしれない。それを起こした後の、身体の状態を戻すのには、とても時間がかかること。

この体の”ストレス”のサインの一つが、”慢性的な疼痛”なのかもしれないのです。

ではどうやってケアを?特に新型コロナの問題は、ジワジワとストレスを多岐に渡り与えてくる。

だからこそ、深呼吸だし、適度な運動をすることや、睡眠。
自律神経の副交感神経を引き出しやすくなるし、免疫力も上がりやすくなる。

もちろん、それ以外のストレス解消になる、”好きなこと”で少しでも、満たしてあげることも。

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私も数ヶ月、色々追われたりストレスになることも色々あって、やっと先日”追われている”状況が終了したのですが、半月経ってもなんとなくおかしいのは、まだ回復しきれていない証拠なのかも、です。
このGW、私はゆっくり睡眠時間をとって、”To Do”から少し解放していたら、だいぶ楽になりました。
皆さんは、どんな連休だったでしょうか。
少しでも”ストレス”の低減になった連休でありましたように。

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