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24話 住環境の大切さ

住む環境というのは、自分に直結するものだと思う。
自分の部屋もそうだろう。

「見るものに似る」
どこかで聞いたことがあるが、それは真実であるような気がする。美しいもの、自分が好きなものを頻繁に目にする人と、汚いもの、見たくないものを頻繁に目にする人とは大きく違いが表れてくるだろう。

住環境は自分の土台だと思った。
今の部屋に住み始めてわずかなのだが、不便なところやがっかりするところも多く、そちらの方へと意識が向きがちで、それに伴い、いつもは全然気にならないことまで、不安を抱いたり、恐れがちになっていると気づいた。

不安を抱かせているのはいくつかの問題や、新しい環境ではあるのだが、根本には、落ち着かない住環境に大きな原因が横たわっているのだろうと思い始めた。
というのは、あまりにも不安がぽんぽんと湧き出てくるので、その一つ一つを箇条書きにして分解し、気持ちの出所を思いつくまま書き記してみた結果、「あぁ、もしかしたら、住環境から整えていく必要がある」というように感じたからである。

自分の世界を守る。まずはそこから。
そこがぶれたら、何も進めなくなる。自分の世界を守るために、環境を整える。

具体的には。

夜は静かに過ごしたいからシャットダウンするために、動画を見るときや、PCで作業するときはBGMで音楽をイヤホンで聞くことにする。

洗濯物に他の香りがつくのは嫌だし(タバコの臭いがついていた)、においによっては喉を痛めるので、大丈夫な時間帯を把握した上で洗濯物を干す。それでも難しければ、風呂場で干す。

傷がつきやすい床で、もう既にたくさんの傷ができていた。なるべくカーペットで隠す方向で。早めに家具と収納を揃え、お気に入りの空間を作る。

わたしは一つ一つ、ていねいに自分の気持ちと向き合わないとごちゃごちゃになって、ぜんぶが不安、なんかわからんけど憂鬱。というふうになってしまうから、そうやって一つ一つ、クリアにしていく方法でやっている。

部屋なので制限はある。どうしても自分が譲歩しないといけないこともある。しかし、我慢することを最小限にできる方法は何なのかを考えると、自分が楽になれる。お金をかけなくとも、工夫次第で、そして考え方次第で、自分のお気に入りのスペースを、大切な時間を作り出すことは可能だ。

環境を整えて始めて、こんなことがしたいな、という前向きなエネルギーが生まれてくると思う。それまでは、ゆらゆらと自分の軸が定まらないという感じが続いていたから。

問題の出来事に目を向けることも大事だけど、その出来事に立ち向かえるだけの自分を作るのは環境の土台なんだと思う日であった。

サポートとそのお気持ちは、創作や家族の居場所づくりのために還元できたらと思ってます。