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アスリートのメンタルヘルスについて

本日は、日本スポーツ精神医学会で講演させていただきました。いわゆるアスリートのメンタルヘルスのお話です。アスリートのテクニックやフィジカルにアプローチする専門家はBリーグの各チームにトレーナーがいますが、メンタル面でのサポートをする専門家を配置しているところはまだまだ少ないのが現状です。専門家が絶対必要かどうかは私にはわかりません。いなくても選手たちがメルタル面のストレスを緩和出来るのなら問題ないでしょう。しかし、愚痴や不安をこぼしたり、本音を言いやすい環境、受け止めるサポートの有る無しでもパフォーマンスは変わるんだろうなと思います。

メンタルヘルスの話は、全てのアスリートに関わりのあることです。バスケ界においては日本代表に選出されるようなトップ選手には特に深く関わるのではないかと思います。選手たちは、レギュラーシーズンで60試合、プレシーズン、天皇杯、CSなどを加えると7.80試合以上プレーをします。シーズンが終了して間もなく合宿や試合もあり、休む間もなくチームに合流して開幕に備えることになります。日本代表クラスの選手たちは、一年通してフィジカルとメンタルのバランスを保ちながらプレーし続けてなくてはなりません。

強靭なフィジカル故に外野からは見えずらいですが、本当に大変なことだと想像しています。トップアスリートも生身の人間であるというあたり前のことを理解してあげること、メンタルヘルスの重要性を認識することが大切なのだとあらためて思います。

選手たちの周りに専門家でなくとも並走してくれる人、いつでも心許せる人がいてほしいなと思います。自己肯定して前向きになれる。私もこの機会に選手のメンタルヘルスとパフォーマンスについて専門家の皆さまとの繋がりを深めることができたので学びたいと思います。


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