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起業するならいつがベスト? 10代?20代?30代?40代?50代?…

日本政策金融公庫の「2019年度新規開業実態調査」によると、起業者の平均年齢は43.5歳です。起業者のうちの36%は40代、33.4%は30代で創業しています。

また、1991年度は、起業者の平均年齢は38.9歳となっており、起業・創業者の平均年齢は上昇傾向にあるようです。感覚値ですが、若い人の起業が増えているので逆ではないかと思っていました。

10代、20代、30代、40代、50代…どの年代で起業するのがベストかということは様々な観点があるので安易に言えませんが、個人的には30代かなという気がしています。3年間サラリーマンをして25歳で起業しましたが、やはり知識と経験と人脈の面で非常に苦労しました。当時の起業としてはかなり早かったので、同世代に相談相手もおらず、かなり孤独だった記憶があります。

30歳で新しい会社を立ち上げましたが、多少の侘び寂びを理解し、人脈も少しづつ出来始め、人生経験も重ね、何より体力があるので多少寝ずに、休みななく働くこともできました。そんな経験則から、10代、20代と少しでも早くに起業するに越したことはないですが、不足していることも多く、相当スーパーな人物でない限り、ベストは30代かなとなりました。

30代で必死に頑張って、苦境を乗り越え、結果を出せるようになっていれば、40代、少なくとも50代には大なり小なり、花は咲くのではないかと思います。結婚と同じ?どこかで思い切っていかないと、なかなか出来ないものなので、ある程度タイミングを決めて、逆算して準備することをオススメしたいです。

決めてしまえば、強い。全ては成長の糧と思えるので日々の苦労を苦労と感じづらくなります。また、ストレスにも強くなります。人付き合い、学ぶ意識、そして、行動も変わります。その時点で経営者に向けた準備が諸々始まるのだと思います。

最後に、起業したらしたでとんでもない苦悩の連続というのが現実です。今、53歳、今から一念発起、ゼロから人生を賭けた勝負の起業に挑戦しようと思いません。とてつもなく大変なこと、気力と体力と時間を要することを知っているからです。挑戦するなら、若くて気力と体力がある時がベスト。頑張って欲しいです。心から起業者を応援しています。

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