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ハードワーク

心の師匠、故稲盛和夫氏(以下、稲盛和夫氏)が亡くなり様々な記事が世の中に出ていますが、同じ京都の偉大な経営者でもある日本電産の永守重信氏の稲盛和夫氏に対するインタビューを見つけたので印象深い箇所を抜粋します。

年齢的にひと回り違う稲盛和夫氏の背中を負い、京セラに追いつけ追い越せの思いでやってきた。東京に出張して最終の新幹線で京都に戻っても、京セラのオフィスの電気がついているのを見て、会社に戻った。明かりがついているうちは、京セラより早く帰らないと決めていたそうです。

永守重信氏が、稲盛和夫氏とはじめて会食をした時、それなりの遅い時間になったにも関わらず会社に戻った姿をみて、稲盛さんは、普通の経営者と違うと思ったそうです。

そんな稲盛和夫氏に負けたくない、いつかは超えたい、超えることが恩返しと思っていた。あの人に負けたくない、勝ちたい。高い目標を掲げて努力することが大事ですね。ライバル、意識する人がいることは、活力の源であることは間違いありません。

永守重信氏は言います。稲盛和夫氏が、良い仕事をするには、仕事と自分の距離を縮めなくてはならない。距離の不可分の状態、我を忘れることが何より大切だと言っています。そのくらい没頭しなくてはならないということですね。

日本電産の三大精神は、「一、情熱・熱意・執念、ニ、知的ハードワーキング、三、すぐやる、必ずやる、できるまでやる」。学歴なんてものはあまり意味がなく、大切なのは、挑戦心。何があってももゴールに向けて最短距離を進む。迂回路なんか探さない、岩があっても、海があっても、なんとしても乗り越える。永守重信氏らしい思想です。

何かと稲盛和夫氏の影響を受けたとのことですが、その中でも以下は、印象に残りました。「もう駄目だという時が仕事の始まりで、逃げてはいけない。」人生というのは、良いことと悪いことは同じ数だけ訪れる。嫌なこと、悪いことは神様がくれた試練とも言えます、と。

稲盛和夫氏は、「常に明るく、前向きに、夢と希望を抱いて素直な心で」。永守重信氏は、「ネアカ、イキイキ、ヘコタレルナ。」2人の共通項があって面白い。スタイルは様々あれど、ハードワーカーでなくして偉業を成し遂げることはあり得ないと、この2人の生き様から確信します。志高く頑張りましょう。


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