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チェアマン再任のプロセスについて

昨日、帝国ホテルにて、B.LEAGUEの臨時会員総会、記者会見、メディアの皆様との懇親会を開催いたしました。

臨時会員総会では、全クラブの実行委員に対して、この2年の任期に対するレビュー、次の2年間のマニフェストを説明させていただき、全会一致で次期チェアマンの再任が決まりました。

B.LEAGUEの発展、クラブの成長に向けて将来構想並びに様々な施策含め、現状維持ではなく、変えること、変わることを選択し、その推進役を担ってほしいということを期待されたと理解しています。クラブのオーナー、経営者、スタッフ、選手、チアをはじめ関係者の皆様、引き続き、ご支援とご指導をよろしくお願いします。

オンラインによる臨時会員総会
全会一致で可決されました

臨時会員総会が終了し、B.LEAGUEの法務委員長でもあり、役員候補者委員会の委員長でもある野宮先生と共に記者会見に臨みました。ここまで透明性高く、詳らかにする競技団体は他には無いと自負しています。興味関心が高い案件かどうかではなく、リーグのトップが決まるプロセスや何をやろうとしているのか、説明責任があると思っています。だからこそ、ライブ配信も実施しましたし、詳細に説明をさせていただきました。

右 野宮先生

↓↓ 会見の模様は、YouTubeのアーカイブもありますのでご興味がある方はご覧ください。記者との質疑応答も公開しています。

こちらは、野宮先生から説明させていただいた、役員候補者選考委員会で議論されてまとめた内容です。今後2年間のB.LEAGUEにとって重要な経営課題を整理して、その上でチェアマンの要件定義をしたものです。当然私はこの議論には加わっていませんので、野宮先生が説明した内容をそのまま引用しております。

条件を充足するであろう候補者を募り、私ともう1名あがったようですが、将来構想や様々な施策の継続性を考慮して、私が引き受ける意志があるのであれば、マニュフェストを示してもらうべきであるという流れで進んだようです。

しかるべきタイミングで、以下のマニュフェストを説明して、役員候補者選考委員会では次期チェアマンを私を擁立することで決定して理事会に府議し、承認されました。そして、昨日、臨時会員総会にて全会一致で承認されたということを説明されました。

私からは、次の2年のマニュフェストを説明させていただきました。2020.6.30、2021.6.30、2023.6.30と3回目のマニュフェスト発表となりました。そもそもここまで具体的に示して、決を採るというスタイルは珍しいと思いますが、私の体制下ではすっかりスタンダードになりました。

まずは、次の2年間をどう位置付けるかを整理し、お示ししました。

次に、2年前に掲げたマニフェストの評価有言実行出来ず、曖昧なまま次の任を受けることはあり得ないと思っています。下の評価にて、視聴者数は伸ばしたものの、目標を達成できなかったことだけでも悩みました。大きなご支援をいただいているソフトバンク様に申し訳が立たないと強く感じていたからです。

ソフトバンク様ともお話しして、この部分については納得した上で、次の任期も引き受ける前提と気持ちを整理しました。それだけマニフェストを掲げるということは、重い責任を背負うことになります。

個人的には、B.LEAGUEを発展させる上で相応しい人がこのポストを担うべきだと強く思っていますので、自分の仕事、結果を厳しくみています。責任を果たせないもの、覚悟を持たずして就くポストではなく、常に崖っぷちです。また、自分より良き人材がいる場合、即変わるべきだと決めています。

この2年間のクリアできなかったこと、新たな課題を整理して、右の7つのマニュフェストを説明させていただきました。

1.将来構想の方向性は、7/27に発表予定です。その各論を一年かけて決める。2.クラブの成長をより効果的にサポートするために、リーグ内の全部門から一人づつ選抜し、チームを結成します。リーグとしてもよりかゆいところに手か届くサービスを可能な体制作りを目指します。

3.リーグのインフラをバージョンアップさせるべく見直します。4.リーグがしっかり稼いでいけるよう従来型のビジネスモデルを転換したり、新規事業を開始したいと思います。5.海外からとヒト、モノ、カネを呼び込めるよう競技、事業両面で強化します。6.リーグの未来のために、管理職以上のメンバーの人材育成強化に注力します。7.私は、マニフェスト達成のために活動を選択と集中し、外部リレーションに注力していきます。

合言葉は、NO CHALLENGE, NO FUTURE、B.LEAGUEの10年、20年、30年に大きく影響することを決める2年間となります。固定概念にとらわれず、挑戦して、未来を創造していきたいと思います。

■島田慎二 代表理事CEO(チェアマン)候補者のコメント
2021年度から2022年度の任期においては、コロナ禍における最大限の「守り」と「攻め」を両立することで、コロナ制限解除後の急速な回復や成長につなげることができました。その結果、中期経営計画の2年目の目標もおおむね達成でき、今期の役目は果たせたのではないかと考えています。

 次の2023年度から2024年度の2年間は足元の施策だけではなく、未来のB.LEAGUEの礎を築く非常に重要な2年間だと認識しています。B.LEAGUEの将来構想や各種改革の実行を前提にチェアマン候補者に再任いただいたので、この2年間の動きが将来のB.LEAGUEの命運を分けるという覚悟を持ち、皆様の期待に応えて「No Challenge No Future」の精神でイノベーションを起こし続けます。

会見終了後、バスケに関わるメディアの皆様をお招きして、日頃の御礼と役員・マネージャーとの交流の機会を作りたく懇親会を開催しました。メディアの皆様は、大切なパートナーだと思っています。理事会後のメディアブリーフィングも今回のような会見もそうですが、透明性高く、ひらかれたB.LEAGUEであり続けたいと思っていますので、引き続き、よろしくお願いします。楽しかったです。

メディア懇親会

最後に、チェアマン就任して、昨日で丸3年、本日より4年目に突入しました。実は、将来構想の方向性、B.LEAGUEが変わることを選択することに対して、クラブの経営者の合意を取り付けることが出来なかった場合、今期限りで退任を決意していました。

将来構想の方向性、次の2年のマニフェスト、再任、全てにおいて38クラブの全会一致で賛同をいただいた以上、大局観持って、本質を見失わず、批判に怯む来なく、改革を実行してまいります。次の2年も全力で務めさせていただきますのでよろしくお願いします。


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