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フィクションとか

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特にお題が無かったりあったりするフィクション置き場。
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2021年4月の記事一覧

とろ

とろ

にがてなの、と零すから、そうなのだろう、と思った。半額のパック寿司の赤と白とが入れ替わった。それは生臭くて、血のかよっていたことを思い出す。言葉を吐いて命を呑み込む。ぼくたちはそうやって生を続けてきた。向き合う程に分からなくなった。言葉のない時間が少しずつ増える、それが幸福というものなのか、大人になるということなのか。飲み込むばかりが増えていって、醜いところばかりが肥っていく。好しとするものは増え

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