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その場所の「常識・慣習・ルール」を知らない人が、トンチンカンな言動を取る ~映画「マイティ・ソー」の場合

ソー「馬をくれ!」
ペットショップの店主「……馬は置いていません。うちにあるのは犬とか猫とか鳥とか……」
ソー「何でも構わない。乗れるくらいデカいものを頼む」
ペットショップの店主「……」

映画「マイティ・ソー」


◆概要

【その場所の「常識・慣習・ルール」を知らない人が、トンチンカンな言動を取る】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:映画「マイティ・ソー」

▶1

本作の主人公は、ソー。

彼は、アズガルド(北欧神話に登場する神々の住む世界)の第一王子である。私たち人間とは異なる種族ではあるものの、その外見は地球人そっくりであり、30歳頃の白人男性といった感じだ。


ある時、

・Step1:ひょんなことから地球に追放されてしまったソー。彼は困惑する。右も左もわからぬことだらけだ!


地球にやってきて間もなく、いろいろあって、

・Step2:ソーは80kmほど移動しなければならなくなった

・Step3:ソーはしばらく街を散策すると、小さなペットショップに入っていった。そしてすぐにこう言った「馬をくれ!」(I need a horse!)。

・Step4:店主は仰天する。「えっ。何言ってんの、この人」といった感じでソーを見つめる「……馬は置いていません。うちにあるのは犬とか猫とか鳥とか……」。

・Step5:店主の言葉にソーは言った「何でも構わない。乗れるくらいデカいものを頼む」。店主はポカンとすることしかできない。


▶2

80kmほど移動しなければならなくなったソー。

「はて、ヒッチハイクでもするのだろうか?」「それとも車を盗むとか?」「あるいはじつは驚くべき俊足という設定で、走っていくとか?」といった私たち鑑賞者の推理を裏切り……ソーはペットショップで馬を買い求めようとした。

「馬かよ!(笑)」「あー、アズガルドでは移動手段といえば馬なわけね(笑)」「しかしなぁ、地球のごく普通のペットショップでは、人が乗れるサイズの動物は扱っていないだろうなぁ(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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