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男と見れば反射的に殴ってしまう男性恐怖症者。彼女は「子どもも殴るの?」「高齢者は?」と問われても答えられない。自分でもわからないのだ!

宗太「男の人なら子どもでも殴るんですか?」「お年寄りは?」

アニメ「WORKING!!」(第3話)


◆概要

【男と見れば反射的に殴ってしまう男性恐怖症者。彼女は「子どもも殴るの?」「高齢者は?」と問われても答えられない。自分でもわからないのだ!】は「恐怖症、アレルギー」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「WORKING!!」(第3話)

▶1

本作のヒロイン・伊波まひる(高2の少女)。

彼女は強烈な男性恐怖症であり、厄介な癖を持っている。すなわち、「男性が怖くて仕方がない → 反射的に殴り倒してしまう/殴り倒したいという強烈な衝動に襲われる」のだ。

ただし、まひるは男性を憎んでいるわけではない。本当は殴りたくなんてないし、この厄介な病を克服したいと思っている。


▶2

まひるはファミレスで接客のバイトをしている。だが上述の通りの男性恐怖症。男性客と上手く接することができない。

同僚の宗太は思案した。どうしたら、まひるはもっと上手く働けるようになるだろうか?まひるの病気の「傾向」がわかれば、「対策」を立てられるかもしれぬ。


かくして、まひるに問うた「男の人なら子どもでも殴るんですか?」。

まひるは困惑する「えっ?」。

宗太「お年寄りは?」

まひる「なっ、なるべく近づかないようにしている……」

宗太「オカマの人は?」

まひる「えっ。えっ!?」

宗太「その逆は?」

まひる「止めて!難しいこと言わないで!なっ、何て言うか、あの……本能で!」

宗太は呆れる「本能って……おい」。


▶3

どうやら、まひる自身も「子どもも殴るのか?」「お年寄りならどうか?」といった辺りがわからないらしい。確実なのは「男(やそれに類するもの)なら殴ってしまう可能性がある」、それだけ。

ゆえに、とにかく男(やそれに類するもの)には近づかないようにするしかない。それが唯一の対策なのだ。

まったく難儀な病気である。


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