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おかしな「賞賛・称賛」 ~マンガ「みなみけ」の場合

カナ「簡単確実おいしいもの、ホットケーキを焼きましょう」

チアキ「いい。それいいよ」
チアキ「どんなバカでもそれなりに焼けるし」

マンガ「みなみけ」(第1巻)


◆概要

【おかしな「賞賛・称賛」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「みなみけ」(第1巻)

▶1

本作の主人公は南家の3姉妹、すなわち長女のハルカ(高2)、次女のカナ(中2)、そして三女のチアキ(小5)である。


その日は、

・Step1カナが夕飯を作る当番だった。

・Step2:ところが、不運にも冷蔵庫は空っぽ。ただでさえカナは料理下手だというのに……。チアキは危機感を覚える。このままでは生ゴミのような料理を食わされることになるぞ!

・Step3:だが、カナは知恵を絞った。そして言った「簡単確実おいしいもの、ホットケーキを焼きましょう」。


おお、なるほど。その手があったか!

・Step4:チアキは称賛する「いい。それいいよ」

・Step5:チアキに褒められたカナ。彼女は嬉しそうに「そうでしょうそうでしょう」。

・Step6:直後、チアキが付け足した「どんなバカでもそれなりに焼けるし」

・Step7:こっ、こいつ!カナが言い返す「おまえからキツネ色に焼いてやる」。


▶2

「いい。それいいよ」とチアキに褒められて喜ぶカナ。ところが、チアキは続けた「どんなバカでもそれなりに焼けるし」。

「せっかく褒められて喜んでいたのに(笑)」「ホットケーキなら確かに誰でも作れそうだけれど……おい、チアキ!ものには言いようってものがあるんだぞ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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