おかしな「罵倒・口喧嘩」　～マンガ「再生学校」の場合

イザナミ「ぶっちゃけ、どっちもあんま変わんねぇよ。丸太だよ」
ルルコ「うっさいわね！！アブラミは黙ってなさいよ！！！」

マンガ「再生学校」（第1巻）

◆概要

【おかしな「罵倒・口喧嘩」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：マンガ「再生学校」（第1巻）

▶1

本作の主要キャラの1人・ルルコ（16歳の女性）。

そして、メル（13歳の女児）。

2人は胸が小さく、己の貧乳っぷりに悩んでいた。

ある日ひょんなことから、

・Step1：「どちらの胸の方が終わっているか」という言い争いを始めたルルコとメル。

・Step2：ルルコ曰く「私の方が胸はあるハズよ、絶対！」。

・Step3：対するメルは「たしかに今の時点ではそうですが……年齢を考慮すれば私はルルコさんほど終わってませんよ！！」。

・Step4：ルルコは怒りのあまり顔を青くする「なんですって……？」。

一方、

・Step5：傍にいたイザナミ（2人の友人）は、2人の不毛なやりとりに呆れ顔。巨乳のイザナミからすれば五十歩百歩の低レベルの争いだ！

・Step6：イザナミは肩をすくめた「ぶっちゃけ、どっちもあんま変わんねぇよ。丸太だよ」。

・Step7：直後、ルルコが叫んだ「うっさいわね！！アブラミは黙ってなさいよ！！！」。

・Step8：その言葉にイザナミがぶち切れる「誰がアブラミだ、オラァ！！！」。

▶2

イザナミは、ルルコ（貧乳少女）に向かってこう言った「丸太！」。

一方、ルルコはイザナミ（巨乳少女）をこう呼んだ「アブラミ！」。

「『丸太』だの『アブラミ』だのと口が悪すぎる（笑）」「ギャグマンガなどでは往々にして巨乳のことを『脂肪のかたまり』と揶揄したりするものだが……『アブラミ』ってのは初めて聞いたかも（笑）」「『アブラミ』ってセンスある罵倒だよなぁ（笑）」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。

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