あまりにも天真爛漫で愛おしい　～アニメ「あずまんが大王 THE ANIMATION」の場合

大阪「えへへっ❤」

アニメ「あずまんが大王 THE ANIMATION」（第2話）

◆概要

【あまりにも天真爛漫で愛おしい】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。

◆事例研究

◇事例：アニメ「あずまんが大王 THE ANIMATION」（第2話）

▶1

本作の主要キャラの1人・大阪（高1の女子）。

彼女はマイペースな少女であり、また独特の感性の持ち主である。

ある日の昼休み。

・Step1：大阪は、友達（ちよ、暦、智）と共に学食に来ている。

・Step2：一同早速食べ始めるが……しかし、大阪だけは違った。彼女はいつになく真剣な面持ちで割り箸を手に取ると、ぐっとそれを凝視した。

・Step3：ちよが首をかしげる「どうしたんですか？」。大阪は答えた「いま話かけんといて」。

・Step4：大阪は、慎重に、慎重に指に力を込めた。そして……パチッ。割り箸がきれいに割れた。次の瞬間、大阪は笑顔になる「うわぁ❤」。

・Step5：大阪はにっこり微笑むと、割り箸をちよに示した「えへへっ❤」。ちよは意味がわからない。ポカンとする。……が、大阪は気にしない。

・Step6：次いで大阪は「なあなあ」と暦に声をかけ、再び割り箸を見せびらかした「えへへっ❤」。暦は困惑する。……が、やはり大阪は気にしない。

・Step7：続いて大阪は「智ちゃん、智ちゃん」と智に声をかけ、割り箸を見せつけた「えへへっ❤」。智はキョトンとする。……が、またまた大阪は意に介さない。

▶2

割り箸をきれいに割れた。

それが嬉しい。

だから皆に見せびらかす。

たったそれだけのエピソードなのだが……嗚呼、大阪はなんてかわいいのだろうか！！子供のような無垢な笑顔！「えへへっ❤」という緩い笑い声！最高である。

思わずほっこり、あるいはニヤニヤしてしまった鑑賞者は少なくないだろう。

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