おかしな「励まし・激励・なぐさめ」 ~マンガ「女子高生の無駄づかい」の場合
◆概要
【おかしな「励まし・激励・なぐさめ」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。
◆事例研究
◇事例:マンガ「女子高生の無駄づかい」(第2巻)
▶1
本作の主人公は田中(女子高生)。
意味不明な発言や、くだらなさすぎて周囲を唖然とさせる行動が目立つ問題児である。ニックネームはずばり「バカ」。
ある日、
・Step1:バカはテストで赤点を取り、数学の補習を受けることになった。
・Step2:しかし彼女はやる気ゼロ。補習中にも関わらずちっとも集中しない。「うちはどうしてモテないのだろうか……」などと悩み始めた。
かくして
・Step3:ワセダ(数学教師)が注意した「今は数学の問題をやれ、バカタレ!」。
・Step4:ところがバカはまじめに問題に取り組むどころか、屁理屈をこね始めた「いや、だってさ……こんなしょーもない方程式解くより『何故モテないのか』って問題の方が人生においてははるかに重要じゃないですか」「もしうちが一生誰からも相手にされなかったらどーするんです!!」。
すると
・Step5:ワセダはもうまともに取り合うのが面倒くさくなったのだろう、ニコリともせずにこう言った「30分以内に5問解け。そうすりゃ男が寄ってくるぞ~」。
・Step6:バカは憮然として叫んだ「やる気スイッチの押し方が……雑!!」。
▶2
最初の内は「今は数学の問題をやれ、バカタレ!」などとまっとうに注意していたワセダだが……やがて彼は言った「30分以内に5問解け。そうすりゃ男が寄ってくるぞ~」。
「バカを励ましてやる気にさせるのも、もう面倒くさくなっちゃったんだろうね(笑)」「確かに雑だが、バカがあまりにもバカだから仕方ない(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。
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