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夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった ~マンガ「のみじょし」の場合

道子「せめて雪でも降ればもうちょっと雰囲気出るんだけどなー」
ソノさん「雪ねぇ……それっぽいものならちょうどここに」
道子「もつじゃん!!」

マンガ「のみじょし」(第1巻)


◆概要

【夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「のみじょし」(第1巻)

▶1

本作の主人公は、道子(アラサーのOL、カレシなし)。

彼女は呑兵衛である。

学生時代からの友人や会社の同僚たち、もしくは1人で、隙あらば酒を呑み、旨い料理に舌鼓を打っている


ある冬の夜、

・Step1:学生時代からの友人(ゆきちゃん、ソノさん)が道子の家に集まり、クリスマス会を開くことになった

・Step2:3人が乾杯する「メリークリスマス」。

・Step3:とはいえ、クリスマスらしいものといえばケーキしかない。後は鍋をつつき、酒を呑むだけだ。

・Step4:うーむ……。道子はカーテンをめくり、窓越しに空を見上げた「せめて雪でも降ればもうちょっと雰囲気出るんだけどなー」


すると

・Step5:ソノさんが言った「雪ねぇ……それっぽいものならちょうどここに」。

・Step6:ソノさんの言葉に、道子の目が輝く。おっ!何かいいものがあったかな?

・Step7:しかし……ソノさんは鍋に投入する予定のもつを示して「ほら。まるでボタン雪のよう」

・Step8:道子がツッコむ「もつじゃん!!」


▶2

「雪ねぇ……それっぽいものならちょうどここに」とソノさん。道子は胸を弾ませる。えっ!何かオシャレでロマンティックなものでもあった?しかしそれは……残念!もつだった。

「オシャレでもロマンティックでもなかった(笑)」「『ボタン雪のよう』って……もつはどこまでいってももつだよ!(笑)」「よりにもよってもつかよ(笑)クリスマスの対極にある存在だなぁ」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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