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ある人の噂話をしたり悪口を言ったりしていたら、そこに本人登場 ~アニメ「あずまんが大王 THE ANIMATION」の場合

生徒A「ギャハハハ!何?お前、イロモノ系?」

アニメ「あずまんが大王 THE ANIMATION」(第3話)


◆概要

【ある人の噂話をしたり悪口を言ったりしていたら、そこに本人登場】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「あずまんが大王 THE ANIMATION」(第3話)

▶1

本作の主要キャラの1人・ゆかり先生(女性、20代後半?)。

彼女はとある高校で教師をしている。

また、同僚の黒沢先生とは学生時代からの友人である。


ある日の休み時間。

・Step1:男子生徒2人が教室で雑談をしている。生徒Aが訊いた「なぁなぁ、お前さぁ、黒沢先生とゆかり先生、どっち派?」。

・Step2:生徒Bは即答した「そりゃ決まってるだろ!」。……とその時だった。生徒Bは、すぐ傍にゆかり先生がいることに気がついた(一方、生徒Aは気づいていない)。

・Step3:生徒Bは一瞬口ごもる。だがすぐに「……ゆかり先生だよ」。

・Step4:すると生徒Aは大爆笑「ギャハハハ!何?お前、イロモノ系?」

・Step5:直後、ゆかり先生は笑顔のまま出席簿で生徒Aを殴りつけた。


▶2

ご注目いただきたいのはStep4のセリフである。

すなわち「お前、イロモノ系?(笑)」。

もしもこれが「ゆかり先生なんてブスじゃん!」「お前の目、腐ってんのかよ!?」といった直接的な悪口・罵倒だったらどうだろう?ちょっときつすぎると思うのだ。きつすぎて笑う気になれないという人も出てくるだろう。

その点、「イロモノ系」というのはいい。じつに柔らかい表現だ。誰もが気兼ねなく爆笑できる。


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