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おかしな「喜び・歓喜」 ~マンガ「邪神ちゃんドロップキック」の場合 #2

邪神ちゃん「先生は、私の師匠であり親であり姉であり妹であり子供でもある」
ミノス「いや、姉まではわかるけどさ……」

マンガ「邪神ちゃんドロップキック」(第14巻)


◆概要

【おかしな「喜び・歓喜」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「邪神ちゃんドロップキック」(第14巻)

▶1

本作の主人公は邪神ちゃん。

彼女は悪魔だが……いまは、ゆえあって人間界に滞在中。料理などの家事をする代わりに、ゆりね(人間、女子大生)の住むアパートに居候させてもらっている。


ある日、

・Step1:仲間たちと集まってお茶を飲んでいた邪神ちゃん。

・Step2:そこに友人のミノスがやってきた。ビッグニュースだと言う。曰く「近い内に先生が人間界に遊びに来るってさ!」

・Step3:邪神ちゃんは仰天する「なにー!!」。

・Step4:「先生」というのは邪神ちゃんの学生時代の恩師のことであり、彼女はいまも先生を大いに慕っているのだった。


久々に先生に会えるということで、

・Step5:邪神ちゃんは喜びに打ち震えた。彼女は言った「先生は、私の師匠であり親であり姉であり妹であり子供でもある」

・Step6:邪神ちゃんの言葉に、仲間たちが爆笑する「わははは!」。一方、ミノスは呆れる「いや、姉まではわかるけどさ……」


▶2

敬愛する先生に久々に会えるということで大いに喜ぶ邪神ちゃん。彼女は言った「先生は、私の師匠であり親であり姉であり妹であり子供でもある」。

「嬉しすぎて頭がおかしくなったらしい(笑)」「『親であり姉であり妹であり子供でもある』って、結局何なのさ(笑)」「先生のことが大好きなのはわかるけれど、しかしそれにしても欲張りすぎだろ(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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