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夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった ~ドラマ「シングル・アゲイン」の場合

マイケル「『どうやったら踊っているフリをしながら彼のケツにさわれるだろう?』って思ったんだ」

ドラマ「シングル・アゲイン」(第1話)


◆概要

【夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:ドラマ「シングル・アゲイン」(第1話)

▶1

本作の主人公はマイケル(40代後半の男性、同性愛者)。

彼には素敵な恋人がいる。コリン(マイケルより少し年上の男性)だ。2人は17年前に知り合い、長い間一緒にいるが、いまもラブラブのカップルである。


ある日……。

・Step1:マイケルは、同僚のスザンヌにコリンとの馴れ初めを語った。曰く「17年前、僕たちはナイトクラブ『ライムライト』で出会ったんだ。あの時、コリンを見て僕はこう思ったよ」。

・Step2:スザンヌがニヤニヤ笑う「『運命だ』って思ったんでしょ?」

・Step3:しかし、マイケルはニヤっと笑った「いや」。そして言った「『どうやったら踊っているフリをしながら彼のケツにさわれるだろう?』って思ったんだ」(No, I thouht, "How can I find a way to rub up on his ass and look like I'm just dancing?")。

・Step4:スザンヌが爆笑する。


▶2

甘く、うっとりするような素敵な出会いの話かと思いきや……ケツの話だった!

「ロマンティックな話じゃないのかよ!(笑)」「初っ端から性欲全開かよ!(笑)」と、スザンヌ同様に思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


まさにこれ、「夢のある話やロマンティックな話かと思いきや、そうではなかった」というコメディシーンである。


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