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男を殴らずにはいられない男性恐怖症者。「いつでも誰でも殴ってしまう」から脱却すべく、特定の男を定期的に殴ってガス抜きしようと考える

まひる「男性客を殴りたい気持ちをぎりぎりのところまで溜め込んで、その分思いっきり小鳥遊くんを殴る!」「これでお客様への被害が最小限に!」

アニメ「WORKING!!」(第2話)


◆概要

【男を殴らずにはいられない男性恐怖症者。「いつでも誰でも殴ってしまう」から脱却すべく、特定の男を定期的に殴ってガス抜きしようと考える】は「恐怖症、アレルギー」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「WORKING!!」(第2話)

▶1

本作のヒロイン・伊波まひる(高2の少女)。

彼女は強烈な男性恐怖症であり、厄介な癖を持っている。すなわち、「男性が怖くて仕方がない → 反射的に殴り倒してしまう/殴り倒したいという強烈な衝動に襲われる」のだ。

ただし、まひるは男性を憎んでいるわけではない。本当は殴りたくなんてないし、この厄介な病を克服したいと思っている。


▶2

まひるは、ファミレスで接客のバイトをしている。

だが、上述の通りの男性恐怖症。男性客と上手く接することができぬ。それどころか、時にはぶん殴りそうになる。


同僚の小鳥遊宗太(たかなし・そうた)は呆れ顔だ「お客様を殴ったらシャレになりませんよ!」。

それに対してまひるは言った「わかってる!それでね、いま作戦を考えたんだけど……」。

宗太「作戦?」

まひる「男性客を殴りたい気持ちをぎりぎりのところまで溜め込んで、その分思いっきり小鳥遊くんを殴る!

宗太「……えっ?」

まひる「これでお客様への被害が最小限に!

宗太「……」

まひる「どうかな?」

宗太「……俺への被害は?」

まひる「……えっ?」


▶3

どうやらまひるは、

・Point1:「男を殴りたい」という衝動をある程度は我慢できるようだ

・Point2:しかし、我慢すればするほどに「男を殴らずにはいられないゲージ」が溜まっていく。そしてゲージがいっぱいになると最早我慢は不可能、爆発してしまうらしい

・Point3:そこで、「定期的に宗太を殴ってガス抜きしよう。そうすれば、いつでも誰でも殴ってしまう状態から脱却できる!」と考えたわけだ


なるほど、名案である!……宗太さえ了承してくれれば。


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