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あまりにもダメ・予想以上にダメ(レベルが低すぎる、下手すぎる、劣悪すぎる、アホすぎるなど) ~アニメ「げんしけん」の場合

春日部「あー、それ、プラモデルなんだ」

アニメ「げんしけん」(第8話)



◆概要

【あまりにもダメ・予想以上にダメ(レベルが低すぎる、下手すぎる、劣悪すぎる、アホすぎるなど)】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「げんしけん」(第8話)

▶1

本作の舞台は、とある大学のサークル「現代視覚文化研究会(げんしけん)」

アニメやゲームを愛するオタクの巣窟である。


ある日のこと。

・Step1皆でプラモデル(ガンプラ)を作ることになった。会員たちは買ってきたばかりのプラモの箱を開けて、楽しそうに言葉を交わす。曰く「HGUCを順に揃えたよ」「いまさら手ぇ出したか!」「うわぁ、パーツがいっぱい!」「笹原はジミ?」「普通そっからいくかぁ?」「俺、量産機の無機質さが好きなんで!」「なら、まずザコだろ!?」「いやぁ、でもザコは前に出すぎっす!シンメトリーじゃないのもいまいちっていうかぁ」といった具合である。

・Step2:そんな中、1人だけ黙り込んでいる者がいる。春日部だ。彼女は美人でオシャレな女子大生。アニメやゲームには興味がない。つまり、オタクではない。というかむしろオタクを嫌っている。しかし、とある理由から彼女は「げんしけん」の部室に入り浸っているのだった。

・Step3:春日部は目の前で繰り広げられるオタクトークにわなわなと震えた。そして……もう我慢できぬ!彼女は一喝した「お前ら、日本語で話せー!」。

・Step4:春日部の言葉に、会員たちは苦笑した。また春日部さんに怒られちまったよ。笹原(会員の1人)もやはり苦笑して「プラモなんて興味ないっすよねぇ、春日部さん……」

・Step5:すると春日部は言った「あー、それ、プラモデルなんだ」

・Step6:会員たちはひっくり返りそうになる。そもそもプラモだってことすらわかっていなかったのかよ!


▶2

上述の通り、春日部はオタクではない。アニメやゲームには無関心だ。当然ながらプラモデルにも興味がないのだろう。だからオタクトークにイライラしてしまったのだ。

……と思いきや!

「えー!そもそもプラモの話をしているってことすら気づいていなかったのかよ!(笑)」「予想以上に理解していなかった!(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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