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「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる ~アニメ「N・H・Kにようこそ!」の場合

山崎「ギャルゲーユーザーは何を求めていると思います?現実逃避ですよ」「なぜなら、現実世界には辛いことがあふれ返っているからです」

山崎「我々男子をバカにする女子!」
山崎「我々男子を軽んじる女子!」
山崎「コンビニの店長と二股かけやがったあのクソ女!」
山崎「僕の青春を弄びやがった短大生!」

アニメ「N・H・Kにようこそ!」(第4話)


◆概要

【「A、B、C」と列挙する→途中でおかしなものが混ざる】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:アニメ「N・H・Kにようこそ!」(第4話)

▶1

本作の主人公は佐藤。22歳の引きこもり男子である。


ある日ひょんなことから、

・Step1:佐藤は友人の山崎と共にギャルゲーを作ることになった。なお、山崎はギャルゲーマニアである。

・Step2:佐藤はシナリオを担当する。

・Step3:しかし……嗚呼、何ひとつとしていいアイデアが浮かばない!一体どうすればいいんだ!佐藤は嘆息した。


すると、

・Step4:山崎のメガネが光った。彼は重々しい口調で言った「佐藤さん、ギャルゲーユーザーは何を求めていると思います?」。

・Step5:山崎が言う「現実逃避ですよ。なぜなら、現実世界には辛いことがあふれ返っているからです。我々男子をバカにする女子!我々男子を軽んじる女子!」。山崎はどんどんヒートアップしていく「コンビニの店長と二股かけやがったあのクソ女!僕の青春を弄びやがった短大生!」。

・Step6:山崎はグッと拳を握ると、「現実の女はロクなもんじゃありません!だからこそ!ギャルゲーに登場する女の子たちはどこまでも都合のいい存在でなければならないのです!」。

・Step7:山崎のあまりの迫力に、佐藤は「おっ、おう……」と同意することしかできないのだった。


▶2

ギャルゲーユーザーが求めているのは現実逃避であると断言する山崎。彼曰く、「現実世界には辛いことがあふれ返っているからです。我々男子をバカにする女子!我々男子を軽んじる女子!コンビニの店長と二股かけやがったあのクソ女!僕の青春を弄びやがった短大生!」。

「『我々男子をバカにする女子』と『我々男子を軽んじる女子』は一般的・汎用的な例だけれど……『コンビニの店長と二股かけやがったあのクソ女』『僕の青春を弄びやがった短大生』って明らかに私怨だよね(笑)」「後半2つが具体的すぎる(笑)」と思わず噴き出してしまった鑑賞者は少なくないだろう。


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