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おかしな「謝罪」 ~マンガ「うちのメイドがウザすぎる!」の場合

つばめ「お嬢様の幼いピュアピュアなハートがどんなに傷つかれるか考えもせず……」

マンガ「うちのメイドがウザすぎる!」(第1巻)


◆概要

【おかしな「謝罪」】は「コメディシーン、ギャグ」に関するアイデア。


◆事例研究

◇事例:マンガ「うちのメイドがウザすぎる!」(第1巻)

▶1

本作の主人公は、ミーシャ(小2の女の子)。

ロシア人の血を引く絶世の美少女である。


物語冒頭、ミーシャのもとに1人の家政婦がやってきた。その名はつばめ(女性、28歳)。家事の腕前はプロ級だし、さらに、元自衛官ゆえに心身ともにタフという完璧超人である。

しかし1つだけ問題があって……じつは、つばめは真正のロリコンだった!

つばめはミーシャに一目惚れ。距離を縮めようとしてすり寄った。一方のミーシャはつばめのど変態っぷりに愕然。来るな近寄るなと逃げ回る。かくして騒々しい日々が始まった。


▶2

ある日いろいろあって、

・Step1:ミーシャを深く傷つけてしまったつばめ。

・Step2:つばめはいつになく硬い表情になる。そして言った「……お嬢様本当に申し訳ありませんでした」「お嬢様とお友達になりたい一心であのような愚行を……」。

・Step3:つばめの真摯な謝罪を受けて、ミーシャも真剣な面持ちになる。おそらくは、「つばめも悪気があったわけじゃないんだよなぁ。許してあげなきゃなぁ」などと考えているのだろう。


一方、

・Step4:つばめは謝罪を続ける「お嬢様の幼いピュアピュアなハートがどんなに傷つかれるか考えもせず……」

・Step5:つばめが至って真面目なのはわかる。彼女は心から申し訳なく思い、誠心誠意謝罪しているのだ。しかしそれにしても……ミーシャは心の中で呟いた「言い回しがきもい……」

・Step6:その後、ミーシャはつばめの謝罪を受け入れ、2人は和解したのだった。


▶3

いつになく真剣な表情で、そして真摯な態度で謝罪するつばめ。

彼女が心から申し訳なく思い、許しを乞うていることが伝わってくる。しかしとはいえ……「おい、ロリコン!言葉の端々から性癖がにじみ出ているぞ(笑)」「どんな時にもあふれ出てくる幼女趣味(笑)」「謝罪の言葉が気持ち悪い(笑)」と思わず噴き出してしまった読者は少なくないだろう。


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