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エッセイ

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#詩

絶望したとき

絶望したとき

新しい年が明けて

みんなが幸せな時間を過ごしたり

新年に期待を寄せている

そんな中

失恋や敗北で

人生に絶望している人も

いるかもしれない

かつての私のように

自分がわからなくなったら

目をつぶって

深呼吸してみてほしい

これまで辛いことがたくさんあったかもしれない

この先はどこまでも暗く黒く感じるかもしれない

でもよく思い出してみて

小さくても幸せな思い出もあったでし

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雪を見る

雪を見る

心が疲れたら

雪を見に行こう

雪ほど

人の心を静かにするものはないよ

雪ほど

人の心を癒すものはないよ

山の壮大な雪景色を見れば

小さな不幸は
さらにさらに小さなものになるよ

顔や手に降り注ぐ雪に触れると

今そこにいることに
ただただ
感謝できるよ

雪

雪はどうしてこんなにきれいなの

上から下に降るからなのか

白いからなのか

ふわふわしているからなのか

冬しか見られないからなのか

いくら見ても飽きないよ

夜空

夜空

夜。

子どもが寝て、
片付けや次の日の準備をして、
閉め忘れていたカーテンを閉めるとき。

ふと夜空を見上げて、
一瞬、
自分が抜け殻のようになる。

ハッ、と一息つく。

星が、月が、きれいだ。

ずっとずっと昔に生きた女性たちも、
そして私の母も、
きっと同じような夜空を見て、
一息ついていたに違いない。

子育ての方法が変わっても、
便利家電がたくさんあっても、
昔も、今も、
子育ての大変

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Smile

Smile

訳あって、今日は車が使えなかった。

子どもの幼稚園まで、歩きとバスで行かなければならない。
憂鬱だ。

外に出ると、冷たい雨が頬を冷やした。

「今日は歩いて幼稚園に行くよ」

「はーい!」

と、子どもは何ともなさそう。

二人で傘をさして、並んで、とぼとぼとバス停に向かう。

寒いな・・・バス、混んでるかな・・・。
子どもの服が濡れちゃう。
着替え持ってくればよかった・・・と少し気が沈む。

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