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今年読んだマンガとか

西武新宿線武蔵関から徒歩7分。100BOOKCAFEというブックカフェのオーナーわたなべです。

いよいよ今年も終わりが近づいて来ましたね。
今年の総括的な事も書いてみたいですが、それはまた後日として、今回は今年読んだ、知ったマンガで面白かった作品について書いてみようかなと思います。

順位とか特に無いです。最初は「数学ゴールデン」

作者の藏丸先生には当店の壁に絵を描いて頂きました。

なので最初にあげたというのは有りますが、純粋に作品も面白いです。
数学オリンピックを目指す高校生達の話しです。読むと「数学って面白そう!」ってなる感じに描かれてます。因みに、当店の壁に絵を描いて頂く事になって数学ゴールデンを知ったわけではなく、元々数学ゴールデンを知ってて、絵を描いてくれる人を募集したら藏丸先生が応募されたという流れです。なのでめちゃくちゃ驚きました。普通に好きなマンガの作者さんに描いて貰えるの!?っていう驚き。2巻が楽しみです。

続いて「あるはずさ、胸の奥に、心のパンが」

今年読んだマンガで一番衝撃的だったかもしれないです。
初めてうすた京介作品を読んだ時と同じ様な衝撃でした。

作者さんがパンが好き過ぎて、パン屋で働いて、もっとパンに触れたいと願っていたのに小麦アレルギーになってしまい、その気持ちをマンガにぶつけた作品らしいです。ギャグ漫画なのか、ヒューマンドラマなのか、なんなのか。この漫画で一番狂気を感じるのは作者さんはこれをギャグ漫画として描いてるわけでは無いのでは…?という所かもしれないですね。真面目にこれを描くってかなりヤバイ。
短編集なので、この一冊で完結してます。因みに、個人的に1番ツッコミを入れたくなったのは作者の自画像がパンじゃなかった所です。

「Artiste」

こちらは人に教えて頂いたマンガです。今まで知らなかった。
主人公は料理人ですが、単純な料理マンガでは無くて人間関係、人間模様的な所を魅せてるマンガかなと思います。料理人以外にも音楽家、画家、漫画家など様々なアーティストのエピソードが入ってきます。どのエピソードも読み応えがあります。作者さんのtwitterを見るとたまに死にそうになってるので心配です。

「顔がこの世に向いてない」

3巻完結のマンガです。ラストが凄かった。ラストというか、その前の2話ですかね。主人公は自分の容姿、顔にコンプレックスを持ってて、それなのにクラスの人気者の男子に告白されて付き合う事になります。罰ゲームか何かで告白してきたと思ってて、どう乗り切ろうかっていうのが導入部分ですね。基本はギャグマンガとして読めるんですが、メッセージ性が強い。

「亜人ちゃんは語りたい」

これは有名ですかね。亜人と書いてデミと読みます。ヴァンパイア、雪女、デュラハン、サキュバスなど普通の人間とは少し違った性質を持った人達との学園生活を描いてる作品っていう説明で良いのかな?
セリフとかが秀逸です。9巻も良かった。いや、本当に道徳の授業とかの教材で使えるんじゃ無いかな。

「左ききのエレン」

これもドラマ化したり舞台化したりしてるので有名な作品ですね。14巻熱かった。クリエイター職の人が読んだらどんな気持ちになるんだろうか。熱い気持ちになるのか、むしろ冷めた気持ちになるのか。

「金曜日はアトリエで」

ヌードモデルの体の上に旬の魚を乗せて描く画家、その魚目当てでヌードモデルをするOL。そんな話しです。多分ラブコメ。若干パンのマンガに通じる部分がありますが、あっちは全くツッコミが無いですが、こっちは途中からツッコミキャラが出て来ます。

「児玉まりあ文学集成」

2巻まで出てますが、まだ2巻は読んで無いです。というのも、ついこの間知ったマンガです。新宿ブックファーストで理系、文系マンガみたいな感じで積まれて気になって買ったマンガです。文学部の女子部長と、その文学部の入部試験を受け続けてる男子生徒のお話し。個人的にはかなりツボですが、この面白さを伝えるにはマンガ内のセリフをそのまま文字起こしする方法しか思いつかないので、とりあえず読んでみて欲しいマンガです。

「夕凪に舞え、僕のリボン」

2巻完結です。男子が新体操を始める話し。
完璧な上下巻っていう感じです。最後の展開、終わらせ方がベタ中のベタだと思いますが、それであんだけ魅せられるっていうのは作者さんが半端無く上手いっていう事なんでしょうか。何か分からないですが「ズルい!」って思ってしまいました。感動しました。

「マイブロークンマリコ」

1巻完結ですが読み応えのある1冊です。
少し重めのストーリー。話題になってましたね。

ざっとこんな感じですかね。他にも沢山ありますが。それこそ鬼滅の刃とか、チェンソーマン、ビースターズ、推しの子、ブルーピリオド、Dr.ストーン、呪術廻戦、ブルージャイアント、往生際の意味を知れ、カラオケ行こ!、そのへんのアクタ、もういっぽん、などなど。他にも読んで無いマンガも沢山ありますし。

なんにしても今年は鬼滅の刃が圧倒的だったんでしょうね。自分は出版関係でも書店員とかでも無いので具体的な数字など分からないですが、盛り上がってる感じは常にしてました。鬼滅の刃も面白くて良いマンガですよね。単純なバトル物ではなくて、それぞれのキャラのストーリーもちゃんと描かれてて。

主人公がとにかく優しいので、鬼滅の刃がこれだけブームになったんだから日本中で優しい人が増えたんじゃ無いかなと思います。そう願う。それに映画もヒットして、あの内容はいわゆる「上の人」に観てもらいたいなと個人的には思います。あの映画を観て影響されたら良い上司になるんじゃ無いかなと。上辺だけそうなったらただの面倒くさい人ですけど。

とりあえず、鬼滅しか読んでない人には他にも面白いマンガあるよって言いたいですし、逆に鬼滅は避けてるっていう人に対しては鬼滅も面白い作品ですよって言いたい。

来年も沢山の面白いマンガを読みたいですね。
「このマンガめちゃくちゃ面白い!」っていう出会いがある度に「もうこれ以上面白いマンガなんて無いだろう」って思うんですが、何かしら出てくるんですよね。あと、今連載中で面白いのは知ってるけど買い集めて無いマンガとかもありますし。

そんなわけでマンガ好きな方は是非とも当店にお越し下さい。
100BOOKCAFE

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