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コロナのあとで抱きしめて

生きてここを出て行くことはできない…

ホラー映画の宣伝みたいな言葉だけど、うちに侵入した

ゴキブリについてです。

目についたら、ほぼ仕留めています。

仕留めていながらなんだけど、僕はそれほどゴキブリに悪い感情はありません。

外で見かけても、スルーします。

ただうちには侵入してこないでね、ということです。

僕は家賃を払ってこの部屋を借りているし、ゴキブリと住みたいと思わないからです。

NHKで【ヒグマと老漁師】という番組を観ました。

途中からだったのですが、ある海沿いの漁村に暮らす老漁師とヒグマをめぐるドキュメンタリー。

老漁師らが仕事をしていると(網の手入れなど)、ヒグマがおこぼれの魚を漁りにやってきます。

目と鼻の先まで近づいてくると、老漁師はヒグマに、こらっ!と腹から怒ります。

それ以上入ってくるな!と。

ヒグマは、おずおずと引き下がります。

子グマのころから、この老漁師に怒られてきているので、効き目があるのです。

老漁師は、語っていました。

自然の美しいことばかりじゃなく、熊とのことも含めて自然だと。

熊にはけして、エサをあげない。

怒ってることをしっかり伝える。

自然との共生とはかくも厳しく、素晴らしいものかと感じいりました。

ときどき【コロナが憎い】という言葉に出会います。

気持ちはすごくわかります。

が、僕はコロナにゴキブリみたいな感情を抱いています。

僕もコロナもゴキブリも生きています、必死に。

僕もコロナもゴキブリも生きるのに必死なだけで、他の生き物を無用に傷つけたり、闘いたいワケではありません。

コロナはもともと、人間とは無縁の遠い山奥の動物の体にひっそり生きていたのかもしれません。

老漁師がエサを求めて侵入してくるヒグマを怒るように、僕も侵入してくるゴキブリは赦しません。

それは、お互いの【距離感】を守るため、お互いがお互いとして共生するためです。

まだコロナとのただしい【距離感】はわかっていません。

なにしろ相手は見えず、ワクチンもないからです。

コロナは、社会と人間の【距離】を問い直させ、たぶん変えてしまいました。

もう見知らぬひと同士が気軽に握手したり、ハグしたり、キスしたりできなくなりつつあります。

老漁師とヒグマみたいな厳しくも、調和のある【距離】を、人間と【コロナ】もとれる日がはやく来てほしいです。

そのために、あの老漁師のような理性ある怒りと緊張感と畏怖を【コロナ】に持ち続けなければならないのでしょう。

ひとりひとりが。

僕はこれといった武器もなく、攻撃もしてこない、生物として人間の先輩であるゴキブリに、やはり敬意を抱いています。

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