ちうらおおぞら

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最近の記事

「可愛い」って言葉、どう感じますか?

暑い日にお久しぶりです。 今日は私が何故「可愛い」と言われることを避けるのか記そうと思います。(見た目を褒める時に使われる時) あくまでも私個人の話なので、そういう人もいるんだと思う程度で読んでください。 まず、ここに記そうと思ったのは知り合いの人にノートを読むと何で嫌なのか分かる気がすると言われたからです。 ノートには私が私を知ることができて、私以外の人が私を知ることができて、近い考えを持ってる人ももしかしたらいるのかもしれなくて…私も何で嫌なんやろうと思ったんです。

    • アセクシュアルって知っていますか?

      みなさん、こんにちは! ジェンダーレスという言葉を耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか? 今回はセクシャリティについてのお話なので、苦手な方はここで閉じてくださいね. 最近は自分のことを表現する場所が増えたり、認知してもらう機会が増えたり、でも自分らしくあるにはまだまだ息苦しさを感じたり… 人と違う部分は理解しようと思ったりしますよね. とある小説に子どもしか愛することができない人が登場する場面がありました. 生きる過程でそうなる人もいますし、生まれつき

      • わたしのなまえ

        こんにちは!ちうらおおぞらです. わたしがこの記事を書いているのは2022/03/12(土)です. 最近は春が近づくの感じています. 空も澄んだ青になってきました. わたしが好きな映画のひとつのギルバートグレイプに"空にとって大きいという言葉は小さい"という台詞があります. わたしはこの台詞がとても好きです. 前置きが長くなりましたが、タイトルにもあるように"わたしのなまえ"について綴ろうと思って、空のお話をしました. わたしのなまえには"おおぞら"と空が関係し

        • 見えない1ページ

          今回は以前書いた絵本(まだ原稿のみ)の【はかせの愛した物語】に出てくるサニーおばさんについてです。 現在、絵を描いている最中ですが、私が1番描いていて胸が痛んだのは最後のシーンです。 私は最後のページが終わった後の物語を【ぼくのあたまのネジあげる】という絵本に続くように描きました。 【ぼくのあたまのネジあげる】の1ページ目は【はかせの愛した物語】の17ページ目として見てもらえたらと思っています。 しかし、私は目には見えない1ページをぜひ読んでほしいと思います。 子ど

        「可愛い」って言葉、どう感じますか?

          【短編小説】同じ月を見ている

          「空と宇宙の間には何があるんだろう?」 信号待ちをしていると白い息越しに星空が見えて、ふと呟いてしまった。 「さぁ?どうだろうね」 隣にいる友人から興味のない返事が返ってくる。 空っぽな返事を聞いたとき、いつも私は孤独を感じる。 今日は月がきれいだな... と心の中で思った。 「月がきれいだよ」 そんな言葉に思わず振りかえってしまった。 嬉しくて、私も思った!と心の中で後ろの見ず知らずの彼に伝えた。 信号の色が変わって周りの景色が動き始める。 いつもより

          【短編小説】同じ月を見ている

          【絵本原稿】愛することを知った悪魔の子どもが残したものは...

          【はかせの愛した物語】 ① ぼくは人間から産まれた悪魔の子。 悪魔の子は母から愛を注がれて産まれてくる。 ぼくもそうなのだろう。 母は悪魔の子を産むと死んでしまう。 悪魔の子は母の顔をしらない。 そして愛を失った悪魔の子は特別な膜の中で眠り続ける...愛してくれる人が現れるまで。 ② ぼくが初めて見た人間はクロスおじさんだった。 クロスおじさんは小さな町でサニーおばさんと2人で暮らしていた。 クロスおじさんは探険好きで、探険中にぼくを見つけたそうだ。 クロ

          【絵本原稿】愛することを知った悪魔の子どもが残したものは...

          【絵本原稿】ほしいものは特別のない"ただの日常"それが特別

          【jewels in the cage~かごの中の宝石~】 ① この檻の中では何でも手に入る。 誰もがキラキラした優しい誘惑に溺れる。 人々はここを宝石箱と呼ぶ。 鍵のかかった宝石箱に閉じ込められたわたしは宝石姫と呼ばれた。 でもわたしにとっては空っぽの檻。 本当にほしいものは手に入らない。 ② 綺麗なドレスに可愛いお人形、優しいメイド。 小さい空に狭い庭、ため息みたいな風。 「マリン、お散歩の時間はまだ?」 30分だけ許されている庭のお散歩の支度をしてく

          【絵本原稿】ほしいものは特別のない"ただの日常"それが特別

          【絵本の足跡👣】なぜセリフのないお話を書いたのか

          【オリーブとエール】 こんにちは! 【オリーブとエール】という言葉を話すことができない2人が心を通わせるお話の足跡を一緒に辿っていきましょう. まず、このお話を作るときにイメージしたのが"音楽"でした. それはわたしがピアノの演奏を聞いている時に、言葉がなくても演奏者の気持ちが伝わってくるようなそんな感覚になったのがきっかけです. わたしは言葉を大切に使ってきました. わたしの大好きなオードリー・ヘプバーンの名言にこんな言葉があります. 「美しい唇である為には、

          【絵本の足跡👣】なぜセリフのないお話を書いたのか

          【短編小説】カンマ~青春を食べたら苦かった~

          私のバレーボール人生はいつも締まらない。 「ありがとうなんて言いません。」 高校3年生の春。 ピーと高々に響くホイッスルの音1つで15年のバレーボール人生は幕を閉じた。 3歳から始めたバレーボール。 それはママさんバレーをしている母の影響だ。 気がつけば母と対人をしていて、どうやって技術を覚えたのか記憶していない。 そんな私も小学校3年生になると、ミニバレーのチームに入った。 バレーボール人生6年目にして初めてのチームプレー。 チームに入って1年目に全国大会

          【短編小説】カンマ~青春を食べたら苦かった~

          ハッピーエンド・幸せな最期の迎え方

          こんにちは! みなさんはどんなハッピーエンドを想い描きますか? わたしのお話は"ハッピーエンドではない" と思われがちですが、わたしにとっては全部ハッピーエンドなんです. ただ、ハッピーエンドではないと思うのもいいと思っています. ハッピーの形は人それぞれ違うので、そうやって自分の考えを持っていることはとてもいいことだと思います.  なので、たくさんの人間の中の1人の考えだと思って読んでください. わたしにとって死や別れはマイナスなことではありません、と言ってしま

          ハッピーエンド・幸せな最期の迎え方

          【絵本の足跡👣】みーつけた!誰かに見つけてほしい私たちが読む絵本

          【みーつけた!】 今回辿る足跡は【みーつけた!】という絵本です. これは友達に贈った本でInstagramで公開しています. 最後にリンクを貼っておくので、ぜひ見てください. まず、この絵本を贈った友達の話から始めます. 人と関わることを避けて生きてきたわたしに人と関わるきっかけをくれたのがこの友達です. この友達との出会いがわたしを変えてくれました. わたしは美術館に飾られた白いキャンパスで、そんな作品の前に人は集まりませんでした. そんな作品の前に足を

          【絵本の足跡👣】みーつけた!誰かに見つけてほしい私たちが読む絵本

          自分らしく衣着る(いきる)

          こんにちは! 真夏のど真ん中に寄ってらっしゃい、見てらっしゃい. 今回は絵本から離れて【ファッション】についてのお話です. 暑い毎日が続いていますが、わたしは洋服があれば楽しく過ごせます. 肌を露出する服装も増えてきますよね. そんな時、こんな言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか. 「鏡見てその服着ろよ」 「足太いのによく短いスカートはけるよね」 もしかしたら言われたことがある人もいるかもしれませんし、自分で気にして着られない服がある人もいるかもしれませ

          自分らしく衣着る(いきる)

          【絵本の足跡👣】無題の絵本ができるまで

          【please give a name~この本に名前をつけてください~】 という無題の絵本の足跡を一緒に辿っていきましょう. まず、はじめに無題の絵本というところの説明をします. わたしはこの本にタイトルはつけていません. 【please give a name~この本に名前をつけてください~】というのはタイトルではなく、1ページ目として読んでみてください. そして絵本を読み終わったあと、この絵本に名前をつけてあげてください. 今回の絵本は花をモチーフにして描きま

          【絵本の足跡👣】無題の絵本ができるまで

          【絵本】セリフのない人形劇.クレイアニメ用

          ① 言葉じゃない言葉があふれている。 ② "昔の話でもしようか" 地下の村の小さな音楽堂喫茶に静かに音もなく交わされる言葉。 ③ 地下の村は太陽の光も月の光もカラフルな音もない白黒の村。 地下の村に住む人たちは聞く力も話す力もない。 そんな村にまだ言葉がない頃、1人の少女エールは辺りを見回しながら立ち入り禁止の看板を通りすぎる。 すると消えかけた音楽堂喫茶の文字が見えてくる。  エールはそこで本をめくることが好きだった。 指先から伝わるページをめくる音、読み方

          【絵本】セリフのない人形劇.クレイアニメ用

          【絵本の足跡👣】ぼくのあたまのネジあげる

          『人間に作られて、人間に捨てられて、人間に助けられて、人間を助けるロボット』 何も信じられなくなったり、理不尽なことがあったり、自信もなくなることもあると思います。 信じる力、立ち向かう力、自分を愛する力、相手を愛する力。 たくさんのパワーをお届けできたらいいなと思っています。 私自身、人とは距離を置いて生きてきました。 傷つくのが怖くて、傷つくなら関わらないでおこう、そう思った頃もありました。 でも、そんな自分も嫌いで、信じ続ける勇気がほしかったんだと思います。

          【絵本の足跡👣】ぼくのあたまのネジあげる

          【絵本】Please give a name~この本に名前をつけてください~

          あなたのほしいものは何ですか? みんなが寝静まった頃、暗闇から顔を出す。 「ぼくはキキョウ。 ぼくのほしいものとあなたのほしいものを交換しよう。あなたは何がほしいの?」 「私はお金よ。一生、楽していけるくらいのたくさんのお金がほしい」 1人の女性がそう言うと、キキョウはたくさんのお金を渡した。 「じゃあ、ぼくにあなたのいのちをちょうだい」 「オレは高級な車とデカイ家がほしい」 ガラガラ声の男性がそう言うと、キキョウは高級な車と大きな家を渡した。 「じゃあ、

          【絵本】Please give a name~この本に名前をつけてください~