【絵本の足跡👣】無題の絵本ができるまで
【please give a name~この本に名前をつけてください~】
という無題の絵本の足跡を一緒に辿っていきましょう.
まず、はじめに無題の絵本というところの説明をします.
わたしはこの本にタイトルはつけていません.
【please give a name~この本に名前をつけてください~】というのはタイトルではなく、1ページ目として読んでみてください.
そして絵本を読み終わったあと、この絵本に名前をつけてあげてください.
今回の絵本は花をモチーフにして描きました.
"マリーゴールド"
"桔梗"
"勿忘草"
花言葉を知っていますか?
マリーゴールドは"友情"、"別れの悲しみ"
桔梗は"友の帰りを願う"
勿忘草は"私を忘れないで"
という花言葉があります.
(他にも意味がある中で作品に関連があるものをピックアップしています)
マリーはマリーゴールドをイメージしていて、キキョウに別れの悲しみと友情を教えてくれました.
そんなキキョウはきっとずっとマリーのことを忘れず、友の帰りを願っているのではないでしょうか.
勿忘草はマリーの想いです.
忘れないでほしいというマリーの想いが勿忘草のピンバッジに込められていて、キキョウの心(左胸)にマリーが生き続けるように願いを込めました。
ぜひ、花言葉を知った上でもう一度読んでみてくださいね.
キキョウは私たち人間の中にある"選択"を妖怪にしました.
生きる選択(生きたくても生きられない)も死ぬ選択(死にたくても死なせてもらえない)もできないマリー.
そんな2人を対比しています。
選択だけが人生なのか.
必要なものは全部揃っていて、胸いっぱいに息を吸って、人生という大冒険の中をいい時も悪い時も楽しむ.
そのどれもが宝物.
マリーは選択をしない.
ただ波に乗るだけ.
私は特別なことをできたり、何かの才に長けているわけでもないけれど、とても贅沢に生きている気がしています.
私という人を数字や外見で見られたり、人として見られていないのではないかと思ったり...
そんな風に世界が窮屈に感じてしまうとき、深呼吸して上を見ると、青空が見えたり、気持ちいい風を感じられたり、綺麗な一瞬があるならこの世界も悪くないって心が軽くなるかもしれない.
日常にある些細な幸せや喜びを忘れないでいたら、それはきっと味方になってくれます.
私たちは欲深く、求め続けるけれど、
大切なことは見失うことがないように
どうか優しい世界でありますように
※本当は解説や仮説をお話するのはあまり好きではありません.
受け取ってほしいメッセージは込められているけれど、正解よりも素直に感じたことを大切にしてほしいと思っているからです.
おもしろい、かわいい、わからない、かなしい...シンプルでいいんです.
だから私の解説は正解というよりも見えかたのひとつだと思ってください.
みなさんがどんな風に見えているのかなとわくわくさせてもらってます.
【please give a name~この本に名前をつけてください~】
読んで見てください!
ちうらおおぞら
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?