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【第4回】 BIZ DEV Vol.11 MERCi MARCHE 金田さん 「まずは手にとってもらうには?」

※現在は一人で活動中です。

僕らは「0wan 」というクリエイティブチームです。
読み方はそのまま「オワン」と読みまして、その字面通り”0イチ”を意味しています。

0wanは起業家の皆様のアイデアの壁打ちを通して、見えないところをクリアにしたり、当事者だと見失いがちな”思いとやることのズレ”、作りたい世界を目指すために”まず最初に何をすればいいか”などを一緒に考えていく活動「BIZ DEV」をやっています。

メンバー紹介↓ ​
・Hyko(ヒコ)
ベトナムのダナン在住、クリエイティブ長髪ヒゲ面男。
職業:プロジェクトマネージャー、プロダクトデザイナー、クリエイティブプロデューサー、モデル、ファッションディレクター
0wanの担当:0wan部長、リード壁打ちスト、クリエイティブ全般、デザイン

・斧
ベトナムホーチミン在住の駐在員セレブ。
職業:ディレクター、ブリッジSE、ボランチ、フリーキッカー、逆グルメ愛好家
0wanの担当:0wan書記長、議事録、動画編集

・8man(本名:中久木八幡太郎)
横浜産東京在住、多趣味なハゲ。株式会社Enlyt 管理人。
職業:ビジネスプロデューサー、僧侶(見た目)、歩く知恵袋、地理愛好家、魚博士、ベーシスト
0wanの担当:0wan司会者、音楽、ブログ

・KP
8manの昔の後輩。山梨が産んだジャンクフードファイター、コンビニスト、コンビニ検定特1級、雀荘にいる人。株式会社Enlyt 使用人。
元嘘つきの毛深。毛だらけ&嘘ばっかついていたのであだ名は「ウソバッカ(チューバッカ+嘘)」、現在は脱毛済w
マクドナルドに行くと必ず付いてきて、頼もうとすると「ソース多めにしたほうがいいですよ」などいらんアドバイスをしてくるタイプ。
火曜日になるとコンビニをハシゴして新入荷商品の説明をしだしてうるさいのが無念。
好きな食べ物は倍パティのビッグマックとフィレオフィッシュ、ソース多め。終わってる。

ふぅ〜肩書きがうるさいですな。

BIZ DEVでは起業家、起業を目指す皆様、スタートアップ経営者の方等、毎週ゲストを招いてアイデアについて議論していてNoteに記録を残しています。

今回は、エシカル消費をするプラットフォーム「MERCi MARCHE」を展開する金田さんとのセッション第4回です。
前回の記事はこちら

1.前回で気づいた違和感「このペルソナでいいのか?」

3回議論して「高い有機野菜や米を買ってもらう人はどういう人か」を軸に考えていくと、セレブ夫婦が上がってきてその行動パターンを洗い出していく流れになってきました。

しかし前回気づいてしまったのは、「本当にそれでいいのか」という疑問でした。
以下前回からの抜粋です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー話して気づいたのですが、こういう人等に本当に使って欲しいのか?という疑問が浮かんできました。
高くても買う人は誰か?ということを考えたら挙げたような人たちが対象にはなりそうですが、それだとただ高級食材を売るだけになってしまうの正直言うと個人的にはしっくりこなかったのです。(あくまで個人的にです)

マーケティング的に分析していけばペルソナに関する資料なんてネットに落ちてそうだしアイデアを考えることはできるかもしれないけど、こういうペルソナに売るのが目的なのだろうか?と自問してしまいました。

自問するってことは違和感があるので、この違和感は進めていくと目立ってくる可能性があります。

商品を売るのではなく体験を売る議論をしていないので、
コト売りの要素をもう少し考えるべきかもと思っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

まあまだアクションを起こす前段階ではあるのですが、なんだかつまらないものになってしまったと思ってしまったのです。

金田さんにこのことを持ちかけてみたところ、もっと尖ったアプローチでもいいかもと言って頂いたのでいっそのことプロダクトアウトにしてしまおう!ってことでプロダクトデザインをもっと自分たちのイケてると思うやり方でやろうと270度方向転換していくことになりました。

2.議論①「目の前の人に興味を持ってもらう」

それでは議論をみていきまひょう。

KP:本当にこのペルソナでいいのか?について話しましょう。
金田さん:高所得者だけではなく色々な人に食べて欲しいが、売れなければ意味がないんですよね。
KP:農家さんと金田さんのパワーバランスは?農家が強い?
金田さん:そんなことはないです。話しながら決めています。
農家の意向に従いたいので私が合わせていますね。
KP:食べチョクなど大手は農家の顔を見せるストーリー売りをやっている。
それだと勝てないかもしれないですね。それであれば、切り口を変えてみたらどうでしょう?
・サプリ的な使い方
・アートに結につける
金田さん:ToCだとハードルが高いがToBの福利厚生ならいいのかも。オカンとかオフィスで野菜とか。会社のブランディングにもいいっすね。
KP:コロナでオフィスに来なくなったから難しいのでは。
金田さん:会社が一部負担せいてくれると食べる機会増える
Hyko:ToBはどういうこと?
金田さん:社員の健康のためでし。福利厚生サービスですね。
KP:確かに経費として福利厚生費に計上できるメリットもありますが、、
金田さん:2、30人くらいの企業のイメージですね。個人に売るのにハードルを感じています。
Hyko:うーん、まだハードルは先かもですね。まだ認知されていないし、認知されるためのアクションも十分にしていない。認知されてからそのハードルに直面する。まずはやれることをやってからですね
ちなみにですがtoBの場合、知り合いが企業向けにケータリングをやってて。そこの社員は福利厚生で買っていた。
もしToBなら、既にそういう繋がっている人たちにアプローチするとかじゃないですかね。最初から福利厚生に入り込むのはハードルが高すぎますね。
8man:尖らせるのはどうでしょうか?
ナチュラルな感じで売っていきたいですか?それともアート的に見せていくならどうですか?
金田さん:ナチュラルは山ほどあるので差を出すのは難しいかもですね。
KP:アパラルブランドがやってたりしている。食からファッションにアプローチするのは新しいかも。じゃあ売っていきたい人ってどんな人ですかね?
Hyko:ブルーボトルとかにいく人とかがわかりやすいかも。
ほとんどがコーヒーの良さをわかっていない、雰囲気のよさですよね。
飲んでる自分が好き、気分が良い、世界観って感じです。
ブルーボトルは空間とかデザインとかブランドで売っているけど、ちゃんと美味しいからリピーターがくる。
8man:ブルーボトルなら、デザインスプリントが参考になるかもですね。
SPRINT最速仕事術』って本の一番最初に出てきます。
Hyko:はいはい。あれは名著ですね。ちなみにブルーボトルって、創業者がコーヒー好きすぎて、それを他社にも提供しようって、最初は自宅の前で売ってたんですよ。
8man:おっ、それですね。ヒント。金田さんに例えると目の前にいる人(インスタ等)に買ってもらうようにしていくってことですね。
Hyko:そう、まずは手にとってもらう必要がる。
YOUTUBEと一緒で再生ボタンを押してもらわないと動画が面白くてもそもそも意味がない。

3.議論②「手に取りたくなるパッケージ」

8man:分かりやすいようにYoutubeの例を金田さんに変換してみましょう。
サムネ=お米が入っているパッケージですね。
パッケージが可愛い/かっこいいから→食べたらおいしいにしていきたいですね。
Hyko:はい、なのでまずは手に取りたくなるようなパッケージとは?を考えていく必要がありますね。
金田さん:グリーンスプーンっていうスムージーがあるんですが。
結構高いけど売れているんですよね。私も買ったことはあるんですが味はそこまで美味しくない。パーソナライズしてくれるんです。
KP:あー、パーソナルシャンプーのMEDULLAみたいな感じですね!
金田さん:お米もパッケージを変えてみるのは考えもつかなかったので面白いです。アルミ缶とか良さそう。保存効くし。
Hyko:海外に女性向けのヘアケアサプリをグミで摂れるシュガーベアヘアってのがあるんですが、前に可愛いなと思ってチェックしてて。
https://www.instagram.com/sugarbearhair/
これって一見ヘアケアとは見えないですよね。持ってるだけで可愛いし持ちたくさせる。
KP:なるほどっすね。どんなこだわりを作っていくかですよね。
メッセージ性なら排野菜を使った染料で染めたリサイクル布とかもあります。
Hyko:そっち(SDGs)に広げていくと広がらないのでは?手にとってもらうには?を考えるならいかに「入れ物」として可愛いか、かっこいいかを考えるべきですね。
まあ、これは実際にひたすら試すしかないですが。
8man:実際に入れ物を作る必要はなくて、グラフィックとか絵とか簡易なものでいいので色々なパターンで試す感じですね。SPRINT仕事術はそこら辺も参考になるかも。
Hyko:米が入るような入れ物ではなく、入っていないものに入れるですね。
次は世の中の色々な入れ物、ケースを洗い出してみて、組み合わせてみましょう。ヒントは化粧品やアロマにありそうですよね。
あ、そういえば佐藤可士和さんの消化器のコスメありましたよね!あれとかも参考になりそう。確か化粧品だったと思うんだけど。

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Hyko:ストーリーから考えるとありきたりになってしまうが、米という概念から離れることで面白いアイデアが浮かぶ。次回はみんなで入れ物を出し合いましょう!

議論以上。

はい、ガラッと方向性を変えて、「手にとってもらうパッケージ(入れ物)とは?」という議論に発展しITを超えてブランディングやプロダクトデザインに片足を突っ込んできました。

次回は入れ物を持ち寄ってさらに議論していきます。この続きが気になるって方はぜひ次回も目を通して頂けるとうれPです。


金田さんのサービスはこちら↓(今回のブログを見て金田さんと連絡とって見たいって方はぜひ!)
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MERCi MARCHE
https://marche.biofarmacy.jp/

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