見出し画像

”高齢者だからできる”

記事を読んでくださっているみなさんこんにちは!シーちゃんです!🌷

みなさんは
「高齢者」「認知症」「介護」
と聞いてなにを思い浮かべますか?
私は
「寝たきり」「生活する上で必ず助けが必要」「(介護施設と)地域との距離が遠い」
のようにどことなく、マイナスなイメージを持っていました。

そんなマイナスイメージ、つまり”偏見”をなくし、「高齢者の真の社会参加」を目指しているのが、
本日ご紹介する河本歩美さんです。

河本さんは11月21日(日)のカイゴの業界研究セミナー第二弾に御登壇いただきます。
※記事の最後にセミナーのURLを記載していますのでそちらをご覧ください。

河本さんや介護の魅力を存分にお伝えできるよう、精一杯がんばります!
拙い文章ではありますが、最後までお付き合いください!

「高齢者を見る目」

スクリーンショット 2021-11-10 13.25.15

ある日、私が電車に乗っていると、一人のおばあさんが乗車してきました。
とっさに「ここどうぞ」と席を譲ると

「年寄り扱いするな!!!!!」

おばあさんの声が電車中に響き渡りました。
衝撃でした。
一瞬なにが起きたのかわからず、
「すいません・・・」
そう言うことしかできませんでした。

今思うと
私は「高齢者」というだけで、
「立っているのしんどいだろうな」と勝手に思い込んでしまっていたのです。

もちろん、だからといってこれからは席を譲らなくてもいいというわけではありません。

ここで伝えたいのは、
高齢者=できないことが多い
そんな偏見をみなさんも持っていませんか?ということ。

たしかに、高齢になるにつれて足腰が弱くなったり、
認知症や要介護認定を受けたなら、なおさら誰かの助けが必要になる。

しかし、誰かの助けが必要=なにもできない
ではない。

環境と機会さえ整っていれば、認知症の方でも社会参加できる。

そのことを広めようと、河本さんは日々奮闘しています。

「sitte」

高齢者の「自立支援」と「社会参加」を目的として設立された「sitte」では
認知症や要介護2〜3の高齢者が
まな板やカッティングボードを製作し、実際に販売しています。
このsitteは、河本さんが立ち上げたブランドです。


河本さんはインタビューで「sitte」に込めた想いを語っています。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
高齢者施設でレクリエーションの一環として、ものづくりに取り組むことは今までもあった。
しかし、それらは施設内・関係者のみで完結していて
「本当の意味の社会参加」
ではなかった。

施設外つまり社会と連携し、ブランドとして市場に流通させることで
利用者さんのやりがいを高めるだけでなく
社会の「高齢者を見る目」を変えたい。

認知症や要介護状態であってもできることは多く、実は大きな可能性を秘めています。
そんな高齢者の実態を知って「知って」欲しいという想いをブランド名に込めました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
https://www.minnanokaigo.com/news/visionary/no45/ 


「sitte」で作成されたまな板やカッティングボードは、
京都を拠点としているライフスタイルショップ「mumokuteki」
で販売されています。

私も先日、実際に「mumokuteki」にお邪魔しました。
ショップ内は
「おしゃれ」かつ「あたたかさ」
を感じる雰囲気。

スクリーンショット 2021-11-10 13.11.35

実際にまな板を手に取ってみると
まさか認知症や要介護認定を受けている方が仕上げているとは思えないほど
丁寧な仕上がりで、正直驚きました・・・。

この感覚すらも偏見から生まれているなと、少し恥ずかしくなりましたが
みなさんにリアルをお伝えするべく、本音で語らせていただきます。

しかし、ここで感じたことはそれだけでなく
この丁寧さや、手に取ったときの温かみは
「高齢者だからできること」
なのかもしれないということ。

今までの人生で積み上げられてきた優しさや、体に染み込んだ丁寧さ。
それら全てがこの一つのまな板に込められているような気がします。

高齢だから
認知症だから
要介護状態だから
できない 

ではなく

高齢だから
認知症だから
要介護状態だから
できる

これが社会の当たり前になることを目指して
河本さんはこの活動を続けているのだと感じることができた瞬間でした。

河本さんのお話をぜひ聞いてほしい!

今回、河本さんには
カイゴの業界研究セミナー第二弾に御登壇いただきます。

sitteだけではなく、
高齢者を受け入れる「社会づくり」をもおこなっている河本さん。

今までになかった常識をぶち壊し、
新たな当たり前を作り続けている河本さんの熱い想いを
ぜひ多くの方に知って欲しい。

このセミナーが終わった頃には
「高齢者を見る目」
「社会を見る目」
が変わっているかもしれません。

ぜひそんな体験をあなたもして見ませんか?

<カイゴの業界研究セミナーとは?>

FACE to FUKUSHIでは、介護の魅力を学生に発信する「カイゴの仕事研究室」というサイトを運営しています。
福祉・介護分野で就職するのありかも、と思っている学生にむけて、この「カイゴの仕事研究セミナー」を企画しています。
学生向けではありますが、もちろん学生ではない方にもきていただくことは可能です。

興味を持ってくださった方はぜひ一度遊びに来てください!
予約はこちらから⬇️
https://kaigo.f2f.or.jp/seminar/768/ 

<河本歩美さんのプロフィール>
社会福祉法人 京都福祉サービス協会
地域共生社会推進センター 代表
施設利用者が施設外部とつながることを目的に、2018年にsitteを立ち上げ。高齢者の社会参加による活躍が、企業や地域の新たな可能性になると信じ、多様なプロジェクトを展開中。
社会福祉法人 京都福祉サービス協会 https://www.kyoto-fukushi.org 

スクリーンショット 2021-11-16 11.44.21


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?