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羽ノ砂𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔と_詩

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羽ノ砂𓂃 ࣪˖ ִֶָ𐀔と詩でございます。 私の詩作の中にある、スキやコメント、共有, 等 してくださると、とても嬉しいです。 応援よろしくお願いいたします🙂‍↕️🙂‍↕️
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#愛

ᰔᩚ詩_ / 激しく小さい

激しく流れるからだ中の愛よ
小さくまとまらないでおくれ

冷え切ったこの部屋に

いまだに残るファンタジー

ボールペンでは表せない、あなたのいろ

重要だと思っていたものは

やがて

この部屋にはひとつも残らない

だから 小さくまとまらないで

小さくまとまらないでいて

ᰔᩚ詩_ / sanctuary

ため息とやかんが共に上を向いたその日。

女は、自分が女であることを

インスタントコーヒーを優しく、

かき混ぜながら、とても愛おしく感じていた。

情熱と冬虫舞い飛ぶ

気管が冷たい空気に怯える中

喉にいつか流し込んでみたい、

一杯3000円の珈琲。

今も きっと明日も その翌年も

愛おしい気持ちを持ったまま

願い続ける事でしょう。

その味を知る日まで、この風と隠れ家となる。

୨ৎ

書く手が止まらない中に
宿る戸惑い
指を伝って震える爪の皿
不安な気持ちを抱えている中
各々の生活に想いを馳せた
見えない大丈夫が現実になる
どうか暖かく 
どうか穏やかに


自作絵と、詩と共に愛を。

◉ 羽ノ砂 ◉

2024年1月3日