読書記録「罪の余白」
〜今日の1冊〜
今日は芦沢央さんの作品を紹介します。
〜読後の感想〜
学校で娘が飛び降り自殺。
その原因を突き止めようとする父親。
娘をいじめいていた親友たち。
娘の日記を見つけた父親は、いじめていた親友たちを殺害することを決めるが、そのあたりはちょっと現実味は薄い感じがしました。
(私、リアル感強い話が大好物なもので…笑)
親友の一人「咲」がいじめの中心人物になりますが、とにかくこの子の傲慢さがすごいです。
自分が目指す場所に行くため、邪魔だと思った者たちはすべて排除するし、そのための手段も選ばない。
このあたりは10代の若者の心理な感じがしましたね。
後先考えずに、目の前のものだけに集中するあたり。
今作では”学校内でのいじめ”にはあまりフォーカスされておらず、自殺した娘の父親と、いじめの主犯でもある女子高生との心理描写中心が中心です。
私個人的には、もっと学校内で起こったいじめの内容とかも書いてほしかったな、という印象を受けました。
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