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読書記録「祈りの幕が下りる時」

〜今日の1冊〜

今日の作品は東野圭吾さんの1冊を紹介します。

悲劇なんかじゃない これがわたしの人生。極限まで追いつめられた時、人は何を思うのか。夢見た舞台を実現させた女性演出家。彼女を訪ねた幼なじみが、数日後、遺体となって発見された。数々の人生が絡み合う謎に、捜査は混迷を極めるが…。

Amazonより

〜読後の感想〜

加賀恭一郎シリーズの最後の作品です。
とりあえず…とても切なくて悲しい物語でした。
この一言に尽きます。
親子の強い絆、加賀の母親の加賀への秘めた想いが強く印象に残りました。
加賀の母親のことはシリーズ通しても殆ど出てこないのですが、最後の最後に、母親の気持ちが分かって感動しました。
一つの殺人事件を解決していく中で、父と娘の見えない繋がりと加賀の母親に対する想いが交差しながら進む物語の進め方は圧巻の一言。
事件の中心となる【浅居忠雄】【浅居博美】親子の過去があまりにも壮絶で読むのが辛かったです。。。

ということで、かなり時間がかかってしまいましたが、加賀恭一郎シリーズ無事全巻読破することができました。
基本的にはどの作品から読んでも楽しめるとは思いますが、私は刊行順に読んでいくことをおすすめします。
まだ、読んだことがないという方、期待を裏切らない作品になっていますので、ぜひ手にとって読んでみてください。


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