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漫画感想BAN 第十六回「終わりの始まりなのか、始まりの終わりなのか。それは読者に委ねられる話」

はじめに


 前回の続きはこちらとなります。

 今週は合併号の季節なので、遅れて申し訳ございません。
 とりあえず、読んだ作品をまとめてみたので、参考になれば、幸いです。
 それでは、どうぞ。

第一章 週刊少年ジャンプ

第一節 僕のヒーローアカデミア

 あの壮絶な戦いから八年が経ち、出久は雄英高校の教師となり、教鞭を奮っていました。
 皆がそれぞれの夢にまい進する中、個性を失った出久は何処か浮かない毎日を過ごしていました。
 そんな時、街中で救った子供をきっかけに出会う中学生・ダイ。彼もまたあの頃の出久のように雄英のヒーロー科を目指していました。

 しかし、平和な世に於いて、ヴィランの数は減少。ヒーローの数は絞られた、必要最低限まで絞られる時代となっていました。
 ダイの個性はヒーロー向きではない弱い個性であるが故に、完全においてけぼりを喰らい、自らはヒーローになるべきなのかと自問自答の日々を繰り返していました。

 そんな時はオールマイトの像に向かい、問いかけ続ける彼に出久は昔、オールマイトに掛けられた言葉で勇気づけます。

君はヒーローになれるよ

 ダイを励まし、これが自分の生きる道と決めた出久はまた一歩、歩を進め、物語は終わりを迎えたかのように見えました。

 僕のヒーローアカデミア 完

 その時、彼の下を訪れたのは、他でもないオールマイトでした。
 彼がオールフォーワンとの戦いの際、手に入れたものはとんでもない発明だったらしく、それをとある海外の友人と発目明、予算は爆豪達、2年A組の面々によって、更に強化されたものを出久に渡します。
 
 そうです。8年もの間、止まり続けていた時間は多くの仲間達の手によって、再び動き出そうとしていたのでした。

 オールマイトや爆豪の手を取り、出久は再びヒーローへの道を歩み始めたのでした。

 。泣きそうになりましたね。終わってしまった物語は始まりの終わりではなく、これからも続く終わりの始まりだったんですね。
 とても感動的な胸に堪える展開となりました。発目さん、マジ神なんだけど。これは凄いの一言に尽きると言うか。

 再びヒーローとして立ち上がる出久の姿を見つめる弔の姿は何とまぁ、切ない気持ちでいっぱいですね。
 10年の連載、長年ジャンプの大看板として、支え続け、休載する時期もあって、過酷な週刊連載を生き抜き、アニメ化、映画化と言ったメディア化と辿り着きました。
 細かい部分にネタが詰まっているのが良いですね。深くは触れないんですけど、堀越先生の愛が詰まっていました。
 本当はもっと書き記したいこと、伝えたいことも沢山あったとは思いますが、きっとこれが最良の結果なんだと僕は信じたいですけどね。

 ヒロアカも終わり、呪術も年内で終了と言われる中、エース不在の週刊少年ジャンプですが、新たな芽吹きが来ることを今はただ信じたいばかりです。
 本当に10年間、お疲れ様でした。本当にこれからもヒロアカは不滅です

第二節 アオのハコ

 今回はマジのガチの神回でしたね。千夏先輩の女子高生らしさが全面に出ていた回でしたね。
 好きな人の為に着込んだ水着に溶ける大喜。こんな青春が送りたかったもんですなぁ(´;ω;`)。

 海の中で語らい、星と思っていた飛行機に夢の話をする話はもう、青春ですわ、これ。一巻の頃からは想像も出来ない関係性の変化に泣いちゃうわ、これ。
 それでも、バスケ日本一と言わないの好き。
 その過程でキスがしたいなんて、真面目に何をいいやがるんですか、こいつはぁ(?)と思いましたね。
 そんな千夏先輩に炊き付けられるように、大喜は昨年のリベンジと言わんばかりに、アンクレットを脚に付け、そして、頬に軽くキスをする場面はもう・・・としか言いようがありませんでしたね。
 こんな漫画になってしまうなんて、本当に今回は真面目に神回だったと思われます。これ程、熱の籠った回は告白回以来でしたね。

第三節 SAKAМОTО DAYS

 キンダカ、復活!キンダカ、復活!キンダカ、復活!
 目覚めた後に此処まで動けるのバケモンですか?こういう時、現実はこうはならん勢はいるけれど、創作物に現実持ち込んだら、終わりなんだよ。
 キンダカにこれまでの借金を背負わせる南雲君も大概だよなぁ(当然の結果ではあるし、起き上がるなんて思わないけれど)。南雲君のいい加減さが際立った回でしたね。
 それ以上に今回は8年のブランクを超え、坂本さん達に襲い掛かるキンダカの底知れぬ力にはドン引きです。
 キンダカの圧倒的実力には、シンと平助も対処出来ず。彼自身も彼等の性格を把握出来てるの強いですね。これは良い先生ですわ。

 これでいい修行編が始まりそうなんだけど、どんどん空気になりつつある少糖の強化も宜しくお願いします。

第四節 呪術廻戦

 虎杖君の聖地巡礼領域展開に巻き込まれる宿儺。過去を見せたことで、彼はいよいよ、この長岐に渡った戦いに決着をつけるようです。
 どんどん、余裕が無くなっているムーブが凄い呪いの王とどんどん、強者としての生き方を見せる虎杖。
 彼の生き方への回答は何ともシビアと言うか、人間の在り方とは何なのかを語る場面でしたが、最後の最後まで虎杖らしさの詰まった内容でしたが、これで本当に終わるんでしょうねぇ。本当に終わるんでしょうねぇ?
 此処まで、何度も詐欺被害に遭って来ただけに猜疑心は拭えないのですが、今は次回に期待しましょう。

 死んだ人の中に組み込まれる野薔薇ェェェェ。これはもう、ダメっぽい

第五節 願いのアストロ

 和久井先生の本気を感じ取りました。これは圧巻ですわ。
 蟻道の過去、凄惨だわぁ。残酷過ぎて、胸に来るわ。何やねん、何でそんな理不尽な目に遭わないといけないんだ。

 その攻撃を腕一本で止めようとするヒバルの凄み、一枚絵で表現するの痺れましたね。ヒバルに出会っていたら、こうはならんかったのにな。

 本当に救ってあげるなら、闇の道を歩ませる以外に道はあっただろうにさ。これ程、苦しんでいたのに、利用され続け、それでもシオウの為に戦う姿は義を感じ取りました。
 だからこそ、噛みつかれても尚、逃げることなく、覚悟を汲み取ったヒバルの姿は胸に来るものがありましたが、これは連載2年目くらいの内容なんよ。どうかしてるぜ。

 今週はどの漫画も面白かったけれど、アストロは激ヤバでしたね。
 どうか、人気も上がって欲しい限りです。

第二章 週刊ヤングジャンプ

第一節 キングダム

 韓に攻め込む秦。六万に及ぶ兵は超密度の一言ですね。
 信は何処か楽しそうで何よりですね。これは将軍の風格。
 一方の羌瘣や騰とは別行動らしい。それには大事な理由がありました。

 それこそ、羌瘣が考えた作戦。戦わないと言う一手でした。

 隆国は煽りに煽りまくった結果、冗談と吹きだしたものの、その考えは騰も同じだったようで、まさかの展開に。

 韓新鄭では、南陽では博王谷が陣取り、臨戦態勢の構えの様子。
 しかし、韓と言う国は力劣る国は失う勇気と失ってはならぬ所に力を集結する知恵が必要な国と言うように、最悪の場合、南陽を捨てなければならないと言う状況のようです。
 これは何とも他人事ではないだけに、妙な感情移入で読み込んでしまいましたね。
 しかし、信六万と共に、新たな援軍として、騰の十万の兵も現れ、追い詰められる韓。すぐさま、援軍を派遣し、立て直しを図ろうと画策するヨコヨコを後目に韓の軍師・張宰相は完全にペースを乱されてる現状に対し、今後打つ手を韓中枢に働きかけます。

  1. 洛亜完と共に新鄭軍を率いて、騰達と南陽にて、一大決選を繰り広げる。

  2. 南陽の戦いを静観する手。

  3. 南陽の軍の全てを新鄭まで引き下げる手。

 風雲急を告げる新鄭王宮。援軍を呼び、南陽を救いたい洛亜完と全軍で挑むことに拘る張宰相。割れる2人ですが、結論は出ません(完全にお前何がしたいんじゃ枠の寧姫には触れない)

 そして、追い打ちを掛けるように、王宮に届いた新たな報告。
 秦軍新たな十万の軍の登場と言う韓が考え得る最悪の結末が近づいていました。
 戸籍作りで出したはずの兵よりも増えてはいませんか?現在二十六万と言う状況は流石に韓でも対処出来ないのでは?
 何か、孔明が打ち出しそうな一手ですが、秦の一手は要するに大軍勢を率いた上でこのまま、全面降伏を誘っているのでしょうか?
 現在、援軍も派遣出来ない現状に於いて、これだけの軍勢が如何に練兵出来て無いとはいえ、戦意を折る作戦ですね、分かります。

 こういう物量で押し切る戦いは数が決まった時点で、韓に勝ち目はなく、南陽を捨てて、最終決戦を行ったところで、物量の差が出て、負けは濃厚と言う最悪を導くことになる可能性が出て来ました。

 確かに一番の戦上手は戦わずして勝つ。しかし、これが出来るのは、韓が置かれている状況あってのこと。こういう戦いは他では絶対に真似出来ないだけに、ここからの戦がどんどん分かり易くなりそうです。
 最終的には戦うことにはなるのでしょうが、これが決まれば、相当大きな戦果になるのは、間違いなさそうです。
 本当に今回は気持ちのいい戦になりそうな予感が致しますぞ。

第二節 【推しの子】

 何気ない日常回。アイドルとして、八面六臂の活躍を見せるルビー。
 今日は数少ないオフとして、アクアと平穏な日々が描かれていました。
 本当の2人を知っているからこその語らいは何よりも尊く、これが平穏なんだなと心から思えると同時に終わりが刻一刻と近づいているんだと痛感した回でもありました。
 台詞が無い場面にも、愛が溢れており、こんな贅沢な回を挟み込もうとする【推しの子】は推せるね。
 早く、ルビーがドームに上がって欲しいけれど、未だあの一件が解決してないからなぁ・・・。
 本当にこれ以上ないギスギスしたんじゃけぇ、もうええじゃろ。許してつかぁさい。

第三節 ガス灯野良犬探偵団

 最後は探偵団の出番ですね、分かります
 この機動力は大事にしたいもんですね。本当に好きだわ。
 なるほど、教会から狙撃しているとなるとこれ以上ない罰当たりでしかないですね。仮にそうだとしても、ガチのスナイパーVS三人で勝てるんですかねぇ。

第三節 その他

第一節 葬送のフリーレン

 久しぶり過ぎて、禿げた。本当に何があったんじゃレベルでの連載ですぜ。体調でも悪かったのかしら?
 まさかの主人公ではなく、ユーベルとラントの2人がメインと言うね
 結構、推しキャラなだけにワクワクが止まりませんな。
 最初はテキトーに捕まったと思いきや、2人の株を上げる形となり、ここが彼等2人の底ではないんだと実感出来たことが何よりも喜びです。
 ただ、帝国軍も侮れないので、一網打尽にならないことだけを祈ります。
 ユーベル、滅茶苦茶、TYPEなんだよなぁ。

第二節 僕の心のヤバいやつ

 文化祭の演目が決まらない三年一組。中学の文化祭なんて、こんなもん。
 萌子はあんなに炊き付けておいて、未だ決まらない様子。他人に厳しく、自分に甘いのか、それとも覚悟が決めきれないのか。
 とても人間らしい彼女に対し、杏奈ちゃんは志望校で行われる文化祭に参加することを勧めます。
 数日後、京ちゃんは何故か、萌子が受験する予定の女子校の文化祭に行くことになってしまいます。
 杏奈ちゃんと合流するも、萌子は遅れるらしく、会うことはありませんでした。
 2人で行動しようとするも、あらぬ噂を立てられたくない京ちゃんは別行動することに。仕方ないよね、有名人だもの。

 その最後に現れたメイド服の杏奈ちゃん。どうやら、のりおちゃんがこれだけがやりたかったために開かれた文化祭だったようです。これは酷いww
 京ちゃんは絶句でオーバーキルの様子。そりゃ、そうなるって。
 これだけで全然満足なんですけど、肝心の萌子は一体、どこにいるのやら?

第三節 盤上のオリオン

 月ちゃん、おめでとうございます。いやはや、これは見事にございます。
 しかし、その裏で50戦あってこそなんですね。夕飛君もだいぶ、成長して来たと思われます。これは観てて、何とまぁ、涙ぐましい努力と申しましょうか。
 それにしても、噛ませ犬の異名のクセが強いんじゃ・・・。

最終章 最後に

 Xで投稿したんですけど、無反応でした。インプレッションは500あるのに、誰からも何の反応も無いと言うね。どうしようもないね。
 漫画とは関係無いんですけど、拡散して貰えると嬉しいです。
 本当に悲しくなってしまいますね。どうか、声優オタクの皆々様に何卒、宜しくお願いします。

 今週もありがとうございました。沢山読んでいたのですが、今回も没になった作品多数でございます。
 色々、読んではいるものの、中々、昇華出来ないもんですね。
 読み込まないとイケなかったり、自分の中で理解が及んでいなかったりと様々な理由もあってのこれなので、もっと本物になりたいもんですね。

 お勧めの漫画やあなたの考察は是非とも、コメントお待ちしてます。
 フォローとスキもお忘れなきよう、お願いいたします。
 それでは!!!

おまけ

 今週の供養枠。読んでたけれど、昇華出来なかった作品をまとめました。

  1. 逃げ上手の若君

  2. ひまてん

  3. カグラバチ

  4. キルアオ

  5. 女優めし

  6. 女神のカフェテラス

  7. オリエント

  8. 名探偵コナン

  9. 君のことが大大大大大好きな100人の彼女

  10. イリオス

  11. アルスラーン戦記

  12. ハッピーマリオネット

  13. 黙示録の四騎士

  14. 宇宙兄弟

  15. イジらないで、長瀞さん

  16. WINDBREAKER

  17. Fate/Grand Order -Epic of Remnant- 英霊剣豪七番勝負

  18. 終末のワルキューレ

  19. 軍靴のバルツァー

  20. だんドーン


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