2022年の日記集:信頼の出自

【6月7日】

今日は、kenohi1年目にとてもお世話になったヒガシが来てくれた。

ヒガシは、kenohiで「ラッパ吹きの休日」というお店を間借りでやってくれた、私がとても信頼している人。

元々友人だったわけでもなく、kenohiを始めてから出会った。
誰かにお店を貸したこと自体も、初めてだった。

...

信頼って、どこからくるんだろう。

ヒガシは よく忘れ物や落とし物をする、愛すべきウッカリさんである。
自分自身のことに関しては、ちょっと「自分のことだし、まあいいか」と思っているような節を感じられる。

でも、人のことに関しては別だ。人も場所も物も、ぞんざいに扱ったりしない。
絶対に裏切ったり、故意に人を傷つけたりしないだろうという安心感がある。

何か間違えたら謝ってくれるし、逐一確認してくれたり、言わなければ気づかないことまで報告してくれる。

要は、kenohiや私を大事に思ってくれているんだなと感じている。

なんだか、できることなら力になりたくなる人なのだ。
言葉にしたり、人に伝えるのが難しい魅力。
何がスキルとしてできるとか、どういう実績があるとかではない。

でも、会って話せばみんなわかるであろう魅力。

...

そんなヒガシと話していると、ガチガチに理論武装しなくたっていいんだと、私の考えも想いも伝えたい人にはちゃんと伝わっているんだと、大事なことをいつも思い出させてくれる。

遠方に引っ越したのに、わざわざ、しかも初めての有給休暇を使って、kenohiのために東京まで来てくれてありがとう。

こうして大切に思ってくれる人がいる限り、なんの実績や肩書もなくたって自分は生きていける気がする。

※この記事は、過去にメンバーシップ内の掲示板に投稿していたものを再編集したものです。

現在も有料のメンバーシップにて毎週1度、エッセイを投稿しています。
お店のこと、私のプライベートのことも。ご興味がございましたら、覗いてみてくださいね。


この記事が参加している募集

振り返りnote

kenohiという小さな喫茶食堂を運営する中で思うことや考えていることを書きます。もし、万が一、応援したいと思ってもらえましたら、サポートいただけると嬉しいです。