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kenohiの「いま」と「これから」(2020年11月)

<小さな喫茶食堂kenohiの収支記録、1か月の振り返り>
kenohiの「いま」と「これから」シリーズでは、下記について書いています。

・毎月(収支確定時期の関係で前月)の収支状況について
・実施したことについて
・これからについて考えていること
・雑記(これがメイン)

※kenohiについてはこちら

11月の暫定収支を公開します。
(kenohiの裏側は知りたくないよ!という方は下記の目次から2へ飛んでください)

※見出しの写真は、お客さんが撮ってくださった、買い物帰りの僕です。
 kenohiでは「ちょっと買い物行ってきます!」と、
 店主が留守にすることが日常茶飯事です。いってらっしゃい!と笑顔で送り出してくださるお客さんたちが大好きです。

1. 収支

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運営に欠かせない最低限の勘定科目のみ記載。
※便宜上、僕(個人事業主)の給料を人件費として記載しています。

○収支(利益):+64,620円

 ・売上:636,882円
 ・費用:572,262円

11月は黒字となりました。
下半期は7月、8月と赤字の月もありましたが、
9~11月は黒字で終わることができました。

とはいえ、店舗売上単体では、-6,128円と少し赤字です。

・その他売上
 - 継続的なもの:39,748円
  note:17,760円
  ふくふくゴハンさん場所貸し:20,888円
  LUUP:1100円

 - イレギュラーなもの:61,000円
  貸し切り利用2件:30,000円(店舗売上に含まれる)
            20,000円(店舗売上含まれない)
  LUUP紹介料:11000円

上記の売上あっての黒字です。
イレギュラーなものを除いても、ギリギリ黒字だと考えると、
「11月は良かった」と言えると思います。

前年比、2割強下まわっている理由としては下記です。

・そもそも昨年11月は過去最高の売上
・それも、何かを仕掛けて...というよりは偶々。

(昨年11月の振り返り記事より抜粋)

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感覚的にも、好調だった10月と同じようなお客さんの流れが続いていて
良い結果に終わる予感はしていました。
こうして、数字としても確認出来て良かったです。

ちなみに12月は10,11月よりは少し穏やかです。
寒さの影響、コロナの影響もあるでしょうが「これ!」という明確なものはわかりません。

説明責任はないので、無理に答えをひねり出す必要もなく。
自分なりに解釈して改善・適応していくだけです。

で、12月に関してどう解釈しているかというと...特に何とも思っていない...。笑

まあ、良い時がずっと続くわけもないんじゃないかなあと。
リピーターさんが来なくなること、新規のお客さんが現れないこと。
そういったことがない限りは焦る必要はないと思っています。

さて、11月についての振り返りに戻ります。

〇前年同月比

 ・売上計:76%
 ・店舗売上のみ:79%

前述の通りです。

○日販平均(店舗売上/営業日数)

営業日数が月毎に変わる分、毎月確認しておきたい指標です。

・日販平均:28,307円(先月比104%)
 - 客単価:1,189円(104%)
 -  客数:549人(87%)

先月よりもお客さんが少なく、単価が高かった月でした。
営業日数が3日も少なかったことを鑑みると、お客さんが少ないのは必然で、日販平均で見ると少し高くなっています。
よって、良い結果でした。

・売上詳細

<店舗売上>
※()内は前月比

前月よりもテイクアウトが少し増えました。
コロナの流行が強くなると、今後、緊急事態宣言時の4,5月のようにテイクアウトがより増えてくる可能性もありそうです。
店舗売上については、20日の営業日で50万円を超えれば上々だと思っています。

・売上:566,134円 (-58,910円)
・客数:475人 (-73人)
・客単価:1,189円 (+51円)
・営業日数:20日 (-3日)
・平均日販:28,307円 (+1,131円)
・客層:既存83% (+4%) 新規17% (-4%)
・テイクアウト売上:14% (+3%)

<店舗以外の主な売上>

内容は前述のとおりです。
合計で約7万円の売上でした。(売上全体の11%)
イレギュラーな売上がなくても、10%くらいを毎月作ることができたら良いな。

毎月2~3万円程の売上が立てられるものを3つくらい。
(ずっと言ってるけど...)
定休日の場所貸しと、noteと、あともう一つ新しい何かですね。
来年の宿題です。

2. 11月にあったこと、やったこと

〇展示『ひとを抱きしめるのが上手な生きもの展』 banakoさん

先月も少し書きましたが「絵本の脚本を作ってみたい」というお客さんと「お話は書けないけど、絵本を描きたい」という展示者さん。
奇跡のような出会いがありました。

打ち合わせの結果、意気投合し、絵本作りに向かって進み始めました!
お互い本業もあるのでゆっくりにはなると思いますが、出来上がるのが本当に楽しみです。

〇映画上映会&トークショーの実施

※上記記事より引用

武蔵小山在住の音楽家、鈴木未知子です。
私の新しいミュージックビデオ『AY』を、
先月から開催中の短編映画の海外コンテストにエントリーしました。

出展記念として、収録地である武蔵小山でのイベントを企画しました。
せっかくなので私の演奏のみならず、地域で活動する街を愛する先輩方をお招きし、トークショーと上映会をします。

監督をしてくださった茜さんのコメントや、私の演奏もあります。
配信も予定しています。(お問合せください✉)

この街に住む方々のみならず、以前武蔵小山エリアに住んでいた方や、
街作りが好きな方に聴いていただきたいです♪

kenohiの大切なお客さんでもある未知子さんの企画。
ありがたいことに、kenohiで実施してくださいました。

武蔵小山のこれまでと現状、そしてこれから。
芸術家、不動産屋さん、昔から住んでいる人として。
様々な視点から「まちづくり」についてお話がありました。

それだけでなく、参加者さんからも沢山意見が出て、良い会になりました。こういった形で地域と関わらせてもらえること、嬉しいなあ...。

〇ふくふくゴハンさん実施(4回)

12月の予定はこちら。

お菓子や飲み物の提供を始めたり、告知の工夫を始めたり。
少しずつ新しいことを始められています。
やりっぱなしにならないように、月1回くらいは直接お話して振り返りをする予定です。
これは完全に僕の個人的な意見なのですが、最終的にはkenohiから羽ばたいていってほしいというか、ご自身で道を作っていけるようになったら嬉しいです。

〇2回目の「ちょい晴れ。」実施

「いつもよりちょっとSpecialな1日を!」をテーマにした
グラノーラ屋さん・焼き芋屋さん・アクセサリー屋さんのコラボ企画。

kenohiという空間を気に入ってくださって、夏に続いて2度目の実施となり嬉しかったです...。

〇もくもく会、10月に続き2回実施。

●もくもく会概要
「やろうと思ってはいるけど...家では誘惑に負けてしまう」
普段、先延ばしにしてしまっている作業や勉強、積読などありませんか?
kenohiのもくもく会でスッキリ整えましょう。

もくもく=黙々 です。

11月もありがたいことに2回とも満員御礼で実施することができました。
溜めてしまった領収書を記帳する人、本を読む人、勉強をする人。
今月も、色んな人が集まりました。
12月の会では編み物をしている方もいて...素敵でした。

「とても集中できる、良い時間」
そういってくださるリピーターさんが多いのも嬉しいです。
毎回、半分くらいの方はリピーターさんです。

売上的にも、普段1~3名ほどしか いらっしゃらない時間帯である土夜に6人いらっしゃることはありがたいですし、
参加費(1000円)以上のご注文をされる方も多く、アイドルタイムをうまく活用できてよかったです。

来年以降も継続予定です。

〇お隣で週末限定ショップがオープンしました。

運営者さん(というより、すべて一人でやられている...!)は、
kenohiオープン当初から来てくださっているお客さんで。

一緒に商店街を盛り上げようとしてくださっていて、応援したくて...
色々とkenohiでも使わせていただきました。

ブルーベリーソースをチーズケーキに添えたり。

リンゴジュースを販売したり。

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ピーマン美噌の焼きおにぎりを作ったり。

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身近な人が新しいことを始められると、すごく刺激を受けます。
ちょっと勢いに乗っからせていただいているというか...。有難いことです。

3. あとがき

11月もあっという間に終わりました。
そして、2020年も もうすぐ終わります。

振り返ろうと思ったときに、記録をしてきて本当に良かったと思う。
この収支記録もそうだし、サークルで毎週書いているエッセイもそうだ。

その時にあった印象的な出来事や考えていたことが残っている。

11月も、10月に続いてバラバラだった点と点が繋がっていく感じがしました。

最初は僕と誰かの1対1だった繋がり。
それが、もう僕の知らないところで勝手に響きあっている。

kenohiはこの1年で、少し変わった気がする。
空間の純度が高くなったというか。
だから、kenohiに惹かれる人たちの、惹かれるポイントもより純度が高くなった。
嫌な空気、違和感のある空気に、振り回されることがかなり減ったと思う。

うーん、まだうまく言語化できないけれど...。

きっと、僕が変わったことも影響している。
ありのままの僕を許してくれるお客さんたちに支えられて、
より自分らしくいられるようになった。
その分、ガンコさも増したかも...。

さて。
最後に、11月に書いたサークル内の記事を転載して終わります。

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「ひかるくんと話してると元気が出るよねえ」

kenohiから歩いて15秒のから揚げ屋「からあげの紗々」のヒロさん。
ちょくちょく、珈琲を買ってくださる素敵なおじさま。

「変な人が来たら言ってね、俺が追い払うよ!」
1年半前、改装中から気にかけてくださっていた。

今日も、珈琲を持っていきつつ立ち話をした。
「八百屋のオバチャンも言ってたよ、あのモジャモジャのにーちゃんは、気のいいやつだって」

嬉しい。

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実際「そうなんだろうな」と思えるようになったのは最近のことだと思う。

自信がなかった頃の僕は、自信がない癖に他人も信じていなかった。

「そんなことないですよ」という言葉は、
「褒めてくれた人」よりも「自分」を信じているから出るのだ。

こういう人は、自分以外にもよく見かける気がする。
大丈夫、素直に褒め言葉を受け止められるようになるよ。

どういう部分でそう思われているかはわからないけど
「元気が出る」「気がいい」と言われたのだから、そうなんだろうな。
自分のいい所リストに追加していい。たとえ一人の意見であっても。

喜んだり、嬉しがったりすればいいのだ。していいのだ。

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喜んだり、嬉しがったり、怒ったり、落ち込んだり。
自分が抱く、色んな感情を許そう。

「怒らないようにしよう」
「嬉しそうにするのは、恥ずかしいことだ」

もちろん、時と場合によっては、他人に見せないようにする必要もある。
けれども、感情を持つこと自体は許そう。

いいじゃないか、怒っても。悲しんでも。

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自分を許し、受け入れることから
自分らしい人生は始まると思う。

以上です。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
(こんなようなエッセイを週1回、サークル内で書いています。どうぞ、お気軽に覗いてみてくださいね。)


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