2022年の日記集:適当に始めたくない

【5月17日】

6月以降のことを考えている。 考える、というよりはウダウダしている。

...

2021年の秋。身体も疲れていたし、気も病んだ。
アクリル板が邪魔だと難癖をつけられたこともあったし、マスク着用をお願いすると憤慨する人もいた。

働く時間は(強制的に)短くなったのに、ひどく疲れていた。
閉店時間後に、こうして文章を書いたり調べ物をしたり、店で長時間居残っていた。

「あそこのお店、夜遅くまで電気がついてた」と(20時以降も営業をしていたという勘違いで)非難されていたことを、近隣の店主さんがそっと教えてくれていたことで知った。

ゆっくり休んで、これからのことを考えるために2か月近く休業した。
その後は、リハビリ&結婚式準備のための余力を残すためにお休みを週3日に増やし。

いまはもう結婚式も終え、精神的にも体力的にも落ち着いている。

...

単純に営業日をまた増やすのか。
イベントやワークショップの日を定期的に作るのか。
kenohi以外の仕事を本格始動するのか(最近、よくPC作業系の求人も見ている...見るだけ。)

「来月から○○部に異動だ」 とか 「来期からマネジメントもやらないか」 とか。

会社じゃないから、自分の仕事を割り振られることもなく。
自分で取捨選択をし、時には新しく仕事を作ることも必要になる。

が、事業主にあるまじきことなのかもしれないけれど
「新しく始める」「大きく変える」ことはあんまり得意ではなく、困っている。

何をどうすれば良いんだろうか。

...などと考える前に、全部試してみればいいのだけれど。今はその気力がない。

...

「ひかるさんは、もっと人と交流をした方が良いですよ」
「交流を生む企画とか、よさそうです」

とお客さんに言われた。そういうふうに見えているんだなあと、ただ純粋に思う。

対人コミュニケーションは苦手ではないけれど、 苦手な人(なぜか上から目線の人とか、周囲に無礼な振る舞いをする人とか)とのコミュニケーションはストレスフルだ。

交流それ自体を目的に何かをすると、 良い出会いも増えるだろうけど、嫌な出会いも増えるに違いない。そんな風に考えて二の足を踏んでいる。
誰とでもコミュニケーションを取りたい、いつでも交流が癒しや刺激になるとは思わない、と自分ではとらえている。

でも、一旦はkenohi以上にやりたいことがないのだから。 世の中に必要とされることで、自分が無理なくできること。 悶々と悩み続けている。

始めるなら、続けたいのだ。
だから、始めるときは慎重になる。

とにかくやってみよう! と足取りの軽い人を羨ましく思う。
でも、心が動く瞬間がきっとくる。自分をもう少し信じてみる。

※この記事は、過去にメンバーシップ内の掲示板に投稿していたものを再編集したものです。

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