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詩や短編物語などを集めてます。
朗読などしていただけるとありがたいです。
※音声配信やその他プラットフォームで使っていただける際許可など必要ございません。でも一言いただければうれ…
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#掌編小説
29日のMerry Xmas
プリンセスカレラ
「あら、まだしまってないのね?」
セバスチャン・ヴィンセント
「申し訳ございません。お嬢様」
「おーい!おーい!」
ロイ
「どうなされましたか?ヴィンセントさん」
セバスチャン・ヴィンセント
「どうしたもこうしたも・・これを見ろ!」
ロイ
「あっ、申し訳ございません。まだクリスマスツリーが残っておりましたね」
セバスチャン・ヴィンセント
「おい、おい。。まだクリスマス気
【掌編小説】羽二重餅がでてくる物語
ハーっ ハーっ
ドンドンドン
キュッ キュッ
「ディーフェン ディーフェンス」
ハー ハー キュッキュッ
ドンドンドン
俺は今、全てを出して戦っている。
高校生活最後のウィンターカップを目指して。
ドンドン キュッキュッ
シュッ
パサっ
ピーピー
パチンっ
「ナイスシュートっ」
「鈴之助、ナイス」
「とうぜんだ!このまま行くぞ、一気に」
「おっ!もちろん、目指すはウ
【掌編小説】お嬢様おやすみなさいませ
「お嬢様こちらにいましたか?」
「どうしても眠れなくて。風に当たりにきたの」
「今夜は星が綺麗ね」
「今日は少し風が強いですね
風邪を引いてしまいます さっ、中へ」
と言って
手に持っていたブランケットを肩に掛けた。
「ねぇ?」
「どうかされましたか?」
と声をかけると
「いや、何でもないわ」
「先にやすみなさい
もう少し風にあたってから戻るわ」
私は
「何か思うことが御
【掌編小説】燃える(ゴミじゃなく)恋の日
時が止まる。
この感じ、幼い頃に感じたような気がする。
タタタン♪
タタン♪
タタタータ♪タンタン♪
このメロディーが私を呼んだ。
「ヤバいっ、もうぅ〜っ」
「早く行かないと」
私は、慌てふためいて靴を履き玄関のドアを
開けた。
「ママ〜っ、ママ〜っ」
と私を引き止める。
その瞬間、私はある記憶をみた。
そう、私ではない誰かの。
あれは遠い、遠い昔の事。
天界と呼ばれるこの世界で