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【週末投稿】つれづれ有用植物#150(ヒノキ科ビャクシン属:セイヨウネズ)
ヒノキ科の植物は、木材、殺菌作用、香り付けなど昔から様々な用途で利用されてきました。日本書紀によると、「ヒノキ」はスサノオノミコト(素戔嗚尊)が自分の胸毛でヒノキを創ったという記述があるそうです。
昔から身近で有用植物であるがゆえに、この様な記述があるのだと思います。
さて、セイヨウネズ(ジュニパー)という植物は日本ではあまり知られていないかもしれませんが、最近日本で流行り出している、ジンという蒸留酒の香り付にこのセイヨウネズの実(ジュニパーベリー)で香り付されています。日本に輸入されているジュニパーベリーはアルバニア産、マケドニア産、ブルガリア産などが多いそうです。
北極から北緯30度まで分布する寒い地域の植物で日本の気候には適している様です。
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この木は低木ですが、時には10mにも達する事もあるそうです。
葉は常緑の針状で、螺旋状についています。雌雄異株で、雄花と雌花は別の木に咲き、風を利用して受粉する仕組みになっています。
実は最初緑色ですが、18か月ほどで熟して青色のワックス質に覆われ、紫から黒色に変化してゆきます。
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同じビャクシン属で「コロラドビャクシン」という種がありますが、こちらは公園や街路樹、庭木として品種改良された園芸種が観賞目的で栽培されています。
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上記の園芸種は「コニファー」と呼ばれる場合がありますが、この用語は「針葉樹の総称」のため、コニファーの一部にコロラドビャクシンの園芸種が含まれているという解釈の方が正しい事になります。
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