【週末投稿】つれづれ有用植物#33(サトイモ科:コンニャク属 コンニャク)
刺身コンニャク、おでん、ダイエットなど、いろいろな料理に利用されるコンニャクです。古くからコンニャクは日本を始め、ミャンマー、中国、韓国など低カロリー食品として広まっています。
コンニャクは地下の芋が少しづつ大きくなってゆき、3年目以降に開花します。デリケートな植物ですので、強い日光・風・干ばつ、水はけの悪い場所ではうまく育ちません。収穫は3年目から4年目の大きくなった芋を収穫します。
こんにゃく芋(いも)は、年平均気温が13度以上必要なため、寒冷地での栽培は難しく、東北南部が北限です。収穫した種芋は、畑で半日日干ししてから風通しの良い日陰で乾燥させます。冬の間は、風通しの良いところで5度以下にならないように貯蔵します。
栽培下では3-6年で開花する。開花する時には葉は出ず、また開花後に株は枯れる。花は全体の高さが2mほどになります。
【Ping Banana ん家、コンニャクの成長】
コンニャク芋自体は、シュウ酸カルシウムが含まれているのでエグ味が強いため、食用とするためには茹でるなどの下処理を行います。実際は芋をすりおろし、水酸化カルシュウム(消石灰)や草木灰を加えて、煮る事で凝固させます。
黒いぶつぶつのあるコンニャクは、皮つきコンニャク玉で作ったり、海藻などを添加して彩を作っています。
【3年目で開花した、コンニャク】
PinguBanana も自家製コンニャクを作ってみました。
1)畑のコンニャク玉を収穫。秋の時期は地上部は枯れます。
2)綺麗に洗い、表皮を多少削ります。コンニャクのぶつぶつはこの皮の有無になります。
3)擦りやすいように多少小さく切り刻みます。
4)摺り金でおろす方法もありますが、ミキサーで粉砕してみました。
5)凝固剤を入れてかき混ぜ、凝固させます。
草木灰や消石灰、貝殻の粉などが利用できます。
6)型に入れて、固まらせます。
7)水に入れて何度か取り替え、灰汁を取り除き苦みを取って完成です。
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