第3回 ウクライナ軍によるイジュームの奪還
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第3回【戦車や爆撃されたアパートが残る街，解放されたイジュームをBBCが取材】BBC
ウクライナ軍は9月10日，ロシア軍によって占拠されていたイジュームの奪還に成功した．ウクライナ軍の奇襲を喰らった形のロシア軍は，戦車をはじめとする兵器や物資も投げ捨て，後退を余儀なくされることとなった．
この地域はロシア軍が前線に物資を送るための戦略上の重要拠点としていたことからも，ウクライナとしては大きな戦果，ロシアとしては大打撃を被ったといえる．ロシア軍はこの撤退をあくまで「再配置」という表現しているものの，戦略上の打撃を被ったことは間違いない．
そしてウクライナ軍は勢いそのままに，東部への反転攻勢を続けているとの報もある．
また南部にも兵力を配備し，ヘルソン奪還に向けて8月後半にはクリミア半島への攻撃も開始した．冬になると大規模な戦闘が難しくなるため，ここ数か月，数週間が戦局としては注目されることが予想される．
イジュームが解放された一方で，再び悲惨な報道も聞かれている．
これから調査が進むなかで詳細が明らかになっていくことが予想されるが，マリウポリ，ブチャでも拷問・虐殺の証拠が残されているため，現在ロシア軍の支配地域でも同様の事態が生じている可能性があるだろう．
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