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救護施設って謎だよね。

今日は ane_ki さんからの質問に答えます。

まず、救護施設に家族が入所することになったことについての心構えという質問でしたが、

僕ら福祉職、それも救護施設職員であれば、おそらく利用者さんと家族の関係をとても重要視します。

それは、単純に家族と密に連絡するべきとか、家族とは仲の良い関係を作るべきとか、そういったことではなく、

本人と家族が良くも悪くもいい距離感でいることが大切だと考えています。

それを踏まえ、質問にあった近況確認をどのようにするべきなのかという問いに答えるとすれば、

こまめに電話で近況を聞くよりも、月に1回でも良いので会いに来ることをオススメします。

なぜかと言うと、やはり電話で近況を聞かれても伝えられることは限られてしまいますし、

どうしても伝える側、聞く側でニュアンスや解釈のズレが出てしまい、それによってお互いに不信感を覚えてしまうことがあるからです。

ただ、

やっぱり会えない理由をお持ちの方もいますし、依存関係にある方や、虐待の加害者被害者の関係にある方などであれば、電話でも良いのかなと思います。

おそらくですが、特段問題がない人であれば、近況報告を施設側から頻回にすることはないと思います。

なので、近況が気になるのであれば、まずは会いに行って話をする機会を持ってもらえたらと思います。

最近ではLINEでやり取りする家族も増えていますので、そのことについても問題ないと思っていますが、

生活実態は施設職員が一番把握しているでしょうし、日常的に関わるのは施設職員にお任せで良いと思います。

LINEについては、必要以上に過干渉になるのではなく、相談があれば聞いてあげる程度でいいと思います。

と、

次の質問に移る前に、ここで書くことは僕の経験と主観ですので、関わる施設によって方針や考え方が違うのはご了承くださいね。

その上で次の質問に移ります。

本人が施設にいたいと言ったとき、逆に一人暮らしをしたいと言ったときの対応について

ですが、

僕であれば施設にいたいと言ったからといって、それを鵜呑みにして放任することはありませんし、

逆に叱咤激励して無理にやる気を出させるかと言われると、そうとも言い切れません。

僕はその人の今までの生活、性格、能力、希望などを把握した上で、本人とその時の支援や目標を構築するので、

一概にコレといった方針は決まっていません。

ただ、ここでよく、

「利用者の自己決定を促す」

なんていう言葉が登場します。

これ、僕は結構大切だと思っていて、

自己決定を行使する前提として、僕はあらゆる選択肢を自分で想像して精査できることが必要だと考えています。

で、

その前提をクリアするための能力、環境、情報やその他もろもろが足りない人がいて、それを補完するための支援が、

自己決定を促すという言葉に集約されていると僕は考えています。

遠回りしましたが、

つまり僕は利用者が何を希望されたとしても、色んな選択肢を想像でき、精査できるようにする必要があって、

時には情報、時には環境、時には能力を充足させるためのお手伝いをさせてもらいます。

なので、どのような対応するかは答えられないってのが正直なところです。

ごめんね。

ただ、このまま終わっては申し訳ないので今までの経験を話すと、

施設にいたいと言った後に、その後何年も施設生活を送っている方もいますし、

逆に一人暮らしがしたいと言い、家を探して引っ越しまで手伝いをさせてもらった方もいます。

施設の方針などもあるでしょうが、選択肢は無限にあると思ってもらっていいでしょうし、

その選択肢を増やして履行するまでの支援をするのが救護施設職員だと思っています。

兄弟の入所で心が落ち着かないかなと思いますが、少しはモヤを晴らすことはできたでしょうか?

入所する兄弟さんも不安だと思いますので、ぜひ ane_ki さんには兄弟を助ける環境となってあげて欲しいなと思います。


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福祉と育児について、アホみたいに盛り上げてくれる人、本当に本当に来てほしい!



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