168 ODD SCHOOL 入学の日


帰省。今日のお夕飯はスーパーのサーモン寿司と母お手製肉じゃが。我が家は日曜日の夜は外食が多く、コロナ禍になってからはテイクアウトが多い。今日はどうやらハイブリッド型である。

サーモンを頬張りながら、30分前までいた空間を思い出しちょっとニヤニヤする。







私は今日 ODD SCHOOL に入学した。

”変”な人が"普通”に集まり交流し発信する社会の学校がODD SCHOOLらしい。

ODDについてほぼなにも知らず知り合いもいない中何故飛び込んでみたかと言うと、新たな出会いと挑戦をしたかったから。


私は比較的内向的な性格であり趣味や生活の大半は一人で完結することが多い。小学生の時から団体の中での居心地の悪さを感じていた。団体内での立ち回り方、ほかのメンバーとの打ち解け方や距離の詰め方がわからず、もどかしい思いや疎外感を感じてきた。

しかし一人で完結をし続けていると、飽きてくるんだよね。寂しくなるんだよね。行きたい飲食店や旅先は山ほどあるのに気軽に誘える人がいない現状。21歳悲しいかな。結局一人で生き抜くことはできなくて、誰と出会って誰と関わって誰と過ごすかで人生はどんどん変化していくし刺激的になる。

人脈とかいう言葉クソくらえ!って思うけどもうちょっと社交的になりたいし、人見知りを解消したいし、殻の外に踏み出してみなきゃって思ったし、自分がいい刺激を受けて大なり小なり変化や成長ができるような環境に身を置いてみたい。

そういう思いがありODD SCHOOLというよくわからない学校の門をくぐりました。






挑戦には不安と緊張がつきもの。会場に近付くにつれて鼓動が早くなるのを感じたし帰りたい…とすら思った(一瞬)。ここ数年オンラインの活動も多く、久々の対面での新たな活動。余計に緊張する。

案内され、活動場所に到着。中に入り名を名乗り受付をする。会議室のような空間をイメージしていたが、実際はスクリーンを中心に半円形に椅子が並べてあった。

女の子がひとり座っていたのでかなり思い切って隣に座ってみた。



これ私の中ですごい挑戦なんよ。対岸に座ることもできたし、これまでの私だったらその選択を取る確率の方が高いのに、敢えて隣に座り声をかけた。大袈裟でなく革命なんよね。

初対面の方と話す時、私は気軽に話すことができない。話す聞くのバランス感や話題について頭をフル回転しながら話す。

最近よく思うんだけど、初対面の方とスッと打ち解けるスキルとか誰とでもちょっとした雑談を和やかな雰囲気でするとか初対面で相手にいい印象を与えるってのは、出来て損はないことなんだよね。

そういうのから逃げてきたし自分は苦手だって思い込んでたけど今日挑戦をして、これまでの自分と比べると随分上手くできた気がする。







自己紹介のタイミングは想定より早く回ってきた。自己紹介をしましょうという話になった瞬間から何をどの順序で話すかを考えていたが、前の方がお話している時体全体がドクドクとして、自分にmaxに結構近い緊張感が走るのが分かった。

かつては顔が真っ赤になり言葉が出てこなくなるくらいのあがり症だったけど、こちらもだいぶ変われた気がするな。

そしてたくさんの人が私に目線を向け私についてうんうんという雰囲気で聞いてくれる姿、それだけで嬉しかったな。日々の中では発表をする機会自体少ないし、その内容が自分についてなんてもっと少ないし。人間って、私って、やっぱりなんらかの表現がしたい生き物だ。

アッ、緊張のあまりジムとあさみみちゃんのこと(マイブーム)と自分の内向的傾向について話すのを忘れたけど。

あとある方が1本の棒が立っているようだ…と私の姿勢を褒めてくれたのもめっちゃ嬉しかった。


入学式の時(組織の説明や、挨拶など)は周囲にいるみんなが怖く見えていたし(ごめんなさい)この中に馴染めるのか不安であったが、ちょっと会話を交わしたり自己紹介をしたりしてすこーしずつ少しずつ内側や人柄が見えてくると優しい感じの人が多いし、それぞれに生活や葛藤や信念がありそれらと全力で向き合っているんだろうなというのが伝わってきた。そしてその姿や過程はとても美しいし、そういう人との出会いを求めていた。

初対面なのに帰る時も声掛けてくれたり心配をしてくれたり、そういうのもあったかかった。

次回も臆せずに今日話ができなかった人にも自分から声をかけていきたいし、メンバーひとりひとりのことをもっと知りたい。



ライターの話なども振っていただけて、ほんの趣味程度でしかないしだいぶ独りよがりだけどそれっぽく続けてきた事実とそのことの発信(私は書くことが好きです!ブログやライターをやってます!)をしてきてよかったなと心から思えた。

せっかくやらせてもらえるなら期待に応えたい。こんな風に好きなタイミングで好きなこと書く分には苦労しないけれど、任せてもらうってことは期限を守るということ。言葉がまとまらない時も、コンテンツが難解だったり身近でなかったりする時も必死にまとめあげて形にする使命があるということ。第三者視点を持つということ。

"書くことで生きる"という私の夢のような野望を現実にするための過程になるかもしれないね。







歳を重ねると自分にとって目新しいこととか緊張する場面とかって減ってくると思う。

そんな人生だが今日は久々にいろんな刺激を受けたし、自分の世界ってまだまだ狭いなと思ったし、自分にしかできないことや私といえばこれ!といったことを見つけて磨いていきたいと集まっている方々を見てお話をして強く思った。

年齢も職業も性別も違うのに対等に話せる場所、同じテーマで活動できる場所、あるようでなかった。可能性を秘めた場所である。

あと団体を回す人、引っ張る人たち。実体験を経てその大変さがほんの少し分かるから尊敬。私のようないちメンバーが活動時間を楽しめるのはその人たちのたくさんの準備のおかげだからありがたい(最終回?)。人を巻き込む力のある人も凄いな。









18年間の学生生活の果てに、とてもいい学校に迷い込んだ気がします。

大学の学園祭実行委員は外されたけど、ここの文化祭は伸び伸びやれそうだな。

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