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方策2:地縁+テーマによる企業の巻き込み お祭りミライ⑧

こんにちは noteメンバーシップ:ツギ・マチ・ラボ(次世代の都市。街づくりラボ)を運営する松岡です。
これからのお祭りのあり方を考える第8回は、「企業協賛」について検討します。
従来型の「奉賛」とは異なる巻き込み方の提案です。
よろしくお願いします。


【内容】

⑴提灯への名入れだけではダメ

⑵ソフトバンクホークスのスポンサード事例

⑶地縁+テーマによる企業の巻き込み



⑴提灯への名入れだけではダメ

お祭りへの企業協賛と言えば「提灯への名入れ」が一般的ですが、その理由は、「いままでが、こうだったから」のようです。

「地域の人たちの、地域の人たちによる、地域の人たちのためのお祭り」だった時代には、地域の一員として企業も負担してきたのでしょうが、今日の状況を考えると、この協賛パターンは見直しが必要だと考えます。

これからは、企業が本当にメリットを感じるスポンサード設計を、検討・提案していく必要があるのです。

企業も、マス広告さえ行えば、商品が売れて万々歳という時代ではない事は承知しています。

商品を開発・販売する上での「共創マーケティング」、その前段としての「企業ブランディング」、取引企業との「ビジネスミーティング」、優良顧客への「インセンティブ」、従業員の家族を含む「福利厚生」、人材獲得のための「リクルーティング」など、企業の様々な周辺活動を支援する機会として、お祭りを活用してはどうでしょうか。


⑵ソフトバンクホークスのスポンサード事例

お祭りとは違う分野ですが、福岡ソフトバンクホークスのスポンサード設計が参考になるのではないでしょうか。

ソフトバンクホークスは、2019年度に324億円を売り上げて、日本で最も稼げるプロスポーツチームになっています。

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