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会話と魚と天の童児(わらべ)【2024年6月 ライブレポ】

6月は3週連続でライブに足を運んだ。記録程度に軽くレポを書きます。


【DIALOGUE+ 5th Anniversary Tour「DIALOGUE+学概論」】兵庫公演@あましんアルカイックホール 6/9

 UNISON SQUARE GARDENのベーシスト田淵智也がプロデュースする声優8人組ユニット「DIALOGUE+」のライブに行ってきました。田淵が全面プロデュースということでユニゾン好きの私はかなり早い段階から抑えていたアーティスト。ライブ活動も東京がメインで頻度もそれほど多くなかったのだが、この度のツアーで関西圏に来ることを知り思い切って参戦。
 ライブ映像を何度か見たが、やはり客層はオタクがメイン。開演1時間ほど前にライブ会場に着くと、それらしいオタクがぞろぞろと散見された。

 セットリストは最新アルバム「ユートピア学概論-EP」の曲を軸に、矢継ぎ早にキラーチューンを展開。息つく間もない。アイドルのライブってそういえばこんなにキラキラしてて華やかだったってことを思い出した。

 代表曲「おもいでしりとり」が聴けてウルっとした。思い出+しりとり、「想い」でしりとり、が掛かった名曲。最後のフレーズ「届けるんだ」の「だ」からDIALOGUE+に繋がるあまりにも綺麗すぎる曲。

【サカナクション SAKANAQUARIUM 2024 "turn"】名古屋公演@ポートメッセなごや 6/15

 完全復活したサカナクションのツアーに行ってきました。大阪在住なので大阪城ホールに行こうと思ったけど平日だったので、土日公演の名古屋で参戦してきました。
 サカナクションのライブに行くのは2019年の大阪城ホール以来。実は私が中学生の頃からずっと好きなバンドでもあります。アルクアラウンドを聴いて彼らの世界にどっぷりハマりました。今でもずっと好きで追いかけているバンドです。
 
 彼らのライブの音響へのこだわりは異常ともいえるほどで、広大なホール何処にいても同じ音が聴こえるように工夫されている。私たちのエリアは最前列のステージ向かって右側。肉眼でサカナクションがくっきり見える位置。かなり運が良かった。

 ライブの構成は、前半で「アイデンティティ」や「プラトー」などの盛り上がるアッパーチューンで会場を温め、中盤に「ユリイカ」や「ナイロンの糸」などで静かな海流が訪れたと思えば、「ホーリーダンス」から「バッハの旋律を夜に聴いたせいです(Remix ver)」で会場はリキッドルームの様相。「ネイティブダンサー」、「ミュージック」で完璧な流れに着地した。
 その後は「ショック」や「新宝島」で一気にクライマックスまで駆け抜けた。アンコールでは彼らのデビュー曲でもある初期の名曲「三日月サンセット」を聴くことができた。驚くほどあっという間の二時間半だった。
 音響、演奏力などは言わずもがなだが、照明や映像の組み合わせも最後まで飽きさせない演出になっていて、まさにひとつの芸術作品。完全復活おめでとう。

【TENDOUJI ONEMAN TOUR 2024】大阪公演@心斎橋Club JANUS 6/23

 TENDOUJIのライブはなんやかんやで、コロナ禍以降で一番見に行っているアーティストかもしれない。Tシャツもタオルもちゃんと買ってるし。
 私がここまでTENDOUJIに入れ込んでる理由が自分でも正直わからない。曲名も全然覚えてないし、こういう盛り上がる系のバンドでちゃんと盛り上がれるタイプの人間でもないし、全英語詞だから意味わからないし。でもこうやって明確な理由もなくハマるのもいいかもしれない。
 何度かライブに行くうちに、TENDOUJI4人の人柄やキャラクター、関係性なんかが少しずつわかってきた気もする。仲が良くて楽しそうなのは何よりだ。

 基本的に曲とタイトルが一致しないが、メロディーとノリはわかるのでちゃんとライブは楽しめてる。こういう人間にもノれるように作ってくれているのかもしれない。
 TENDOUJIの好きなところは、ツインギターボーカルでベースを挟む独特なポジショニング。なんとなくバランスもいいし、あまり見ない構成なので惹かれるところもある。
 あとバンド名が好き。TENDOUJIっていうシンプルだけど、酒呑童子だったり天童市だったり天の童児だったり、いろんな意味にも取れそうなバンド名。あえてそれを英語にしているのもいい。ここまで述べられる時点で明確に好きな理由になり得てるのかも。

 「Killing Heads」と「Peace Bomb」が彼らのキラーチューン。私ももはやこの2曲を聴くためにライブに行ってると言っても過言では無い。今度彼ら主催のライブ企画もあるらしい!これからもゆるっと応援しようと思います。

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 以上、6月のライブレポート三本立てでした。

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