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約束の地、苗場で【FUJI ROCK FESTIVAL 2024】

 私が初めて音楽フェスに行ったのが今から10年前の2014年。当時高校生だった私と友人3人とで、県外までバスと電車を乗り継ぐ大移動。初めての君と夏フェスは2日連続参戦、そしてキャンプ場での宿泊、大人が同行しない初めての大掛かりな旅行とあってそれらすべてが新鮮で、私は今もなお、その思い出に囚われ続けている。

 そんな少年もラッパー…ではなく社会人になった。10年間という月日は数えてみればあっという間で、あの時食べたケバブサンドの味や、遠くから響いてくる音楽の振動だって今でもなんとなく覚えている。
 10年の間に何度かフェスやライブに足を運んだりしているうちに、いつしかフジロックは私たちの「Final Destination」になっていた。

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  てなわけで、来たる7月25日金曜日、仕事終わり即苗場に向かいます。タイミング悪く個人的に繁忙期に突入していて、半ば強制終了のようなかたちでタスクを片付けて来たのだが、本当に生きた心地がしなかった。

 まずは名古屋在住の友人宅まで向かいます。あらかじめぷらっとこだまを抑えておいたので通常の自由席よりやや安く取れました。フェスで飲むクラフトビール一杯分くらいの金額が浮いてます。

実際に走行したルートとは違います

 苗場までの距離は約400キロ。車で行くので夜を通して走り続けなければいけません。こうしてみると東京方面からは意外と近い。
 名古屋から行く場合は、中央自動車道や長野自動車道を駆使して岐阜県と長野県を縦断することになります。往路は長野県を東に進み群馬県を通過して新潟県に入りました。

途中の駒ヶ岳SAで腹ごしらえ

 友人と運転を交代しつつ苗場へ。夜通し運転するなんて何年ぶりだろうか。夜のバトンを繋いでいくこの感じが結構好きです。

駐車場にて

 無事に苗場に着きました。時刻は朝の7時過ぎ。0時前に名古屋を出発したので、休憩と仮眠を挟みつつも割といいペースで到着できたと思う。夜間の運転はくれぐれもご注意を。

 天気はちょっと曇りで、いつもより混んだ車で、暑くもなく寒くもなく、最高にちょうどいい気候。とはいえ苗場の天気は変わりやすいと聞いているので、油断はできません。

 今回はキャンプサイトを予約してました。初フジロックにしては気合入ってる!友人が持参してくれたテントを張りました。キャンプギア持ってる人ってカッコイイ!でも山に誘う勇気も車もない。

 27日(土)の朝8時の空、雲はかかっていますが雨は降っていないし、心地よい風も吹き抜ける。そして見渡せばテントが所狭しとならんでいて、なんとも非日常感ある不思議な光景。
 さて、準備もそこそこに会場へと向かいます。テントを張ったキャンプサイトは会場の外にあるので、ますは会場入り口ゲートのところまで行きます。

【DAY2(私たちの1日目)】

1日目(DAY2)の行動ルート

 フジロック専用のアプリもあってかなり便利。マイタイムテーブルを作ることができる。自分たちのルートはこれ。初日というのもあってGREEN STAGEあたりでずっとたむろしてた。
 軽くおさらいします。読まなくても結構。

・syrup16g : フジロック初のホワイトステージはシロップ。ベースの人めっちゃカッコイイ。生活と神のカルマを続けざまに演奏してくれてテンションめっちゃ上がった。

・KID FRESINO : 前の方で見たかったので早めに行って前列で見た。ハナレグミと歌ったthat place is burning めちゃくちゃ良かったなぁ。

・KRAFTWERK : もう日本では見られないだろうと思うので見れて良かった。全部見たかったけどそこそこに撤退。

・girl in red : DAY2のトリ。すげー楽しそうに歌ってた。めちゃくちゃ良かったけど疲労と眠気で後半の記憶が曖昧。

 音楽を聴きに奔走するのもいいんですが、こうやって自然に触れ合う時間も必要だなと思った。森林浴したり沐浴したり。自然に触れあいにきたらたまたまお祭りやってたみたいなノリ。

めちゃくちゃ辛かった牛ビリヤニ

 フジロック来たら音楽以外にメシもちゃんと食おうと思ってたのでいっぱい食べた。でもステージ周遊に注力してたらどうも食べるタイミングを奪われる。それでもこうやって腰を据えて飯を食うとなんとウマいことか。
 ひとつの場所に多様な人が集まって一斉にメシを食べる、いい光景だ。

 1日目、終わり!!

【DAY3(私たちの2日目)】

 目を覚ますと朝、雨は降っていない。昨晩はDJステージも見ずに泥のように眠ってしまったようで、かけたまま寝たらしい眼鏡のフレームがテントの隅でだらしなく曲がっていた。安価な眼鏡だけど折れてなくて良かった。

 とりあえずお風呂に入った後、お茶漬けを食べる。苗場山を眺めながらすするお茶漬け、マジ美味い。

 この日は午後から雨の予報なので、レインコートと防水シューズで会場に赴いた。

2日目の行動結果。軽くおさらいします。

CHO CO PA CO CHO CO QUIN QUIN : 5月の森、道、市場で見れなかったのでフジロックでリベンジ。フィールドオブヘヴンのロケーションと相まってとても良かった。

KIM GORDON : 予備知識なしで見た。71歳という事実にめちゃくちゃ驚いた。圧倒されました。

ずっと真夜中でいいのに : これだけはフルで見たくて前の方で見た。声枯れた。フジロック終わって1週間経つのに引きずってる。でもめちゃくちゃ良かった。

kurayamisaka : フジロック本編後のステージで見た。ヤバい、ヤバすぎる。泣きそうになった、良すぎて。

 昨日は行けなかったFIELD OF HEAVENステージへ。

FIELD OF HEAVEN
苗場食堂
GREEN STAGE

 いろんなステージがあって面白い。特にグリーンステージは最後方から見るとそのスケールに驚かされる。最前で見てもヨシ、後方でゆったり見るもヨシ…。

 とりあえずスキマ時間を食で埋めてた。最後のやつは焼きラーメンらしいです。なかなか個性的な盛り付け。

 なんやかんやであっという間に終わってしまった。来年以降、また機会があれば行きたいな。今より忙しくなるし行けないかなぁ。

 深夜0時以降のDJステージ、踊る暇があったら睡眠して、って感じで体力も気力もなかったのですが、ぼんやりとテクノに耳を委ねてました。こんな時間なのにみんな踊っててフジロッカーすげぇって思いました。終わり。

【DAY4(新潟観光編)】

心安らかなり

 さて、怒涛の2日間が終わり月曜日になりました。私と友人は休みを取っているので、あとは新潟を観光したりしながらゆっくり帰るだけです。
 とりあえず荷物をまとめてキャンプサイトをあとにします。風呂、入りたい。

 友人がずっと食べたいと言っていた新潟のおにぎりを朝ごはんに。

 近くのスパ銭に来ました。物販で買ったクラフトワークTシャツをお目見え。

旅先では牛乳を飲む
へぎそばを食べた!

 名古屋までの帰路、長野県で途中下車。ここでも牛乳を飲む。

道の駅で買った桃をその場で食べた

 いつか行きたいと思っていたFUJI ROCK。楽しかったです。いろいろ準備したりモチベーション高めたりしたけど、終わってしまうと本当に夢のような時間だった。次はいつになるやら。

#フェス記録


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