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雑記①

 今日撮った写真が一枚もないことに気づく。写真に残したいと思えるような景色に遭遇できなかったこと、そもそも写真を撮るような暇がなかったことに、労働日の虚しさたるものを感じてしまう。モノクロームな憂鬱に徒然としてしまっている!

 ふいに切り取られて然るべき風景が、無機質で単調な労働日の中に存在するわけなかろう。冷房をフル稼働させながら換気している無意味極まりないこの部屋の気持ちを考えたことはあるか。飲んだ酒と同量の吐瀉物をぶちまける大学生と同じだ。

 窓の外に見える小汚い町工場の屋根が、この部屋の中にまで、まさに浸食せんとしている。

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 駅に着いた電車から、大量の人間が吐き出される。ホームに降りた人々は階段を下りて、一目散に改札口へ向かっていく。みんな一人だ。誰かと会話している人間は見渡す限りいない。こんなに大量の人間がいるのに、ペアが存在しないのだ。ババ抜きの終盤みたいな感じ。

 なるほど、満員電車が"密"扱いされない理由はこれだったのか。

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 Adoの『うっせぇわ』。最近は街のあらゆるシーンで耳にするが、サビの「うっせぇ、うっせぇ、うっせぇわ」という部分、おそらくこの曲で一番伝えたいメッセージパートだと思うのだが、あまりに"優しい"。

 そのあとの「あなたが思うより健康です」の部分はドスが効いていてカッコイイのに。どうせなら「うっせぇわ」の部分でドスを効かせてほしい、と嘆かずにはいられない。一切合切凡庸な私にはわからないのでしょうか。

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 マジで太った。それはわかっているのだが、わかっちゃいるけどやめられないから私たちはいつまでもクレイジーなプッシーのままだ。

 食べることに人生の意義を見い出している人間なので、断じて断食などしたくない。しかしこのままだといけない、なのでこのままではいけないと思っている。

 だからせめてもの慈悲で、白米を制限している。こんなつらい思いはもう誰にもしてほしくない、させたくない。そうだ、白米のことを"銀シャリ"という呼称にして、有難みを持たせれば・・・。

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 今日の朝はべらぼうに雨が降った。梅雨の幕開けを感じさせる、非情な雨だった。

 梅雨入りの報せが、年々早くなっている気がする。それに伴って、年を重ねるごとに梅雨の期間は長くなる。体感で1年の半分くらいが梅雨になっているような錯覚にさえ陥る。むしろこっちのほうが私にとっては『緊急事態』なのだが・・・。

 

 

 

 

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